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    満足度:6/10 おすすめ度:★★★★☆

    主人公のジャスティ・ウエキ・タイラーが宇宙軍に志願した理由は「楽がしたいから」というもの。常人には理解不能な動機である。
    しかし彼は、あれよあれよという間にオンボロ駆逐艦『そよかぜ』の艦長となり活躍していく――いや、これには語弊がある。あまり活躍はしない。無責任な発言や行動をくりかえすのだが、結果としてそれが上手くいってしまうのだ。

    視聴したら驚くだろう。本作は「地球」と「神聖ラアルゴン帝国」が戦争状態なのだが、味方キャラクターは死なないし、戦闘もあまり起こらない。それもそのはずだ。本作はどうやら「いかに戦わないで済むか」、つまり「不戦」をテーマにしているらしい。

    今どきのアニメは、視聴を打ち切られないようにテンポ感を良くして、次回への引きを強くしている。しかし、1993年に放送された本作はどうだろうか。少しゆったりとアクセルを踏んでいる印象だ。だからこそ、第23話の展開にはビックリさせられた。大規模な戦闘が起ころうとしているなか、両陣営がジリジリと距離をつめていくのだが、このときの緊張感は、他のアニメではまず味わえないであろう感覚だったのだから。

    本作は、TVアニメ制作としては初めての「製作委員会方式」を取り入れたことでも知られており、アニメ史を紐解くうえで重要な作品である。ぜひとも視聴していただきたい。
    余談だが、OP終わりの「いってみよう!」の一言が地味にクセになって好き。

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