ヒロインがオタクの心を振り回すタイプの女子だった
2024-04-15 at Bunkamura渋谷宮下7F
これは里伽子に依って杜崎が大人になる物語だ。
メインテーマ「海がきこえる」のメロディがずっと耳に残っている。
中々旧作アニメの上映では見ないような客層だった。カップルなどの複数人の若い層が目立ってて変な感じ。スタジオジブリ作品とは言え、映画館でのアニメ上映で独り身の成人男性が浮く世界線、ちょっと悲しい。
上映後、ロビーで「里伽子めっちゃうぜ〜」みたいな会話が聞こえてきた。僕にとっては里伽子はとても魅力的で、すごく惹かれるヒロインだったので、着眼点の違いにほっこりしてしまい思わず気持ち悪い笑顔を浮かべてしまった……。
前後席の間隔もしっかり空いていてゆったり鑑賞できました。アニメばっかり観てる自分には中々縁がないけれど、すごく良い映画館だと思います。感謝。
爽やかな作品だと思います。
平凡な日常の風景でありながら、画面の綺麗さに魅せられました。また、細かい展開と心理描写のある他のジブリ作品とは違って、どこか間があって、それがキャラクターやストーリーに奥行きを与えてくれているように思いました。派手な描写やファンタジーがないのが逆に豪華な気がします。そしてヒロインの子が気が強くて、面白くもあり、個人的にはよかったです。仲のいい親友がいるというのも、青春の1ページとして眩しかったです。
余談ですが、映画でなくテレビ放映だったので制作予算の回収が難しかったそうです。そのため監督などのスタッフがその後すぐ続投でジブリアニメを作れなかったようです(その後も宮崎駿、高畑勲が監督していく)。もしこの作品が映画だったのなら、違う雰囲気のジブリ作品というものが今頃できていたのかなとちょっと思いました。
自分が生まれた年の作品でもあり
自分が生まれた故郷が舞台の作品でもあります
はじめて見たのが高校生の頃で、15〜16年経っても舞台(高知の中心地)の風景は変わらないんだな〜
こういった青春もありなんだな〜
と俯瞰でみてました
大学に進学して高知を離れ、いろいろなことを経験してる最中にもう一度見ると、こういった青春を送りたかった、サブキャラでいいからこの作品に潜り込みたい
そう思えた作品です!
可もなく不可もなく