隊長、物理的にセラスの中で生きてたw
不死の吸血鬼も自我を認識できなくなれば、消滅すると。本当にそうかな。
少佐は最後までブレなかったな。吸血鬼じゃないのに老いてなかったのは、機械の体だったからか。
少佐が一番嫌な結末は、思い通りに死ねないことだろうけど、思い通りに逝きやがった。自他の差異こそが戦争の源だと言うのは的を射てると思った。
ウォルターにも最期の役割があった。
30年後、ベンウッド卿の孫の役回りが祖父と同じで微笑ましい。アーカードは自分が取り込んだ342万の命を殺して自分と溶け合ったシュレディンガーの命だけ残したってことか。だからどこにも居れてどこにも居ないという在り方が出来るようになったと。30年掛かったけど。
凄い物語だった。OVAとしての質も高い。
劇伴にもテーマ曲にも判断に一流オーケストラが使われていて予算も掛けられている。
現代ならレーティングの問題もあるし、万人受けはしないけど、2006年としては傑作なのでは。
ヘルシングらしいラストであったな!