シロ!シロの付き合いは短いはずだが家族だよなあ。だいぶ無茶な設定なのもよい。
作中通してシロにしか魅力を感じない。
中盤の橋下のシロとしんのすけの絡みは名シーン。この作品を語るうえで欠かせない。
だが、シロ以外のキャラクターに血が通っているように見えない。
この作品はきっと野原一家がシロのケツについている爆弾やそれを脅しにかかる連中に対して、屈しないという覚悟を見せたかったのだろうと思う。終盤はその姿勢が伺えるが、中盤までその脅しに屈して、それもしょうがないだろうとする話で進んでいくため、終盤にかけて「でも一度シロを見捨てたもんな」という感情しか残らない。
そういった良いシーンと良くないシーンがミックスしている。そのため良くもあり、悪くもあるといった感じ。