なんとも手厳しい。しかし2回失敗したのは意表を突かれた。実践でステージに必要なものを考え学び取れというスパルタシステム……がんばれよ、そら。
・カロスの期待とそらの苦悩→エヴァのゲンドウと似ているようで、根底が全然違うカロス
キャラ的に似ているカロスとエヴァのゲンドウですが、口下手なこと以外、本質は全然違いますよね。
ゲンドウはシンジから目をそらしているけれど、カロスはそらのことをちゃんと見た上で厳しくしているというか。
・ただクラウンになって活躍!で終わらせない脚本→主人公の気づきと成長をしっかり描く
普通の作品だと初回失敗→次に主人公がひらめいた手で大逆転!というのがよくある展開ですが、ここでもう一度失敗を描くのがすごいですね。
しかもその理由もしっかりしていて、主人公をちゃんと成長させている……とてつもなくレベルの高い脚本です。
・レイラはそらの成長を見ていた!→ますますライバルとしておもしろい状況に
自ら舞台で大技を披露している時も、しっかりそらの活躍を見ているレイラ。
本人はまだ認めないでしょうが、そらをライバルとして見ているのはまちがいないでしょうね。
自分のロールを果たせ!
フールがお風呂を覗くことを目的でない理由はレイラのところに現れないからという反論は素敵すぎる。
そして、脇役こそが頭で考えて動く必要がある。子供向け枠の割にシビアな作品設計なのがたまらん好き。