宇宙移民と宇宙戦争の歴史となった宇宙世紀が終焉後、しばらくの刻が流れた。
新たな時代、リギルド・センチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いて行くものだと思われていた。
R.C.1014年。
地上からそびえ立つ地球と宇宙を繋ぐ軌道エレベータ、キャピタル・タワー。
地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらすが故に神聖視された場所である。
そのキャピタル・タワーを守護すべく組織されたキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムは、初めての実習の最中、いずれの国の技術でもない高性能モビルスーツ、G-セルフの襲撃を受ける。
作業用モビルスーツのレクテンで交戦したベルリはG-セルフの捕獲に成功する。
しかし、G-セルフを操縦していたアイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女に何かを感じるベルリ。
それは見たこともないはずのG-セルフに対しても同じだった。
そして、特定条件を満たさなければ動かないはずのG-セルフをベルリは何故か起動させてしまう。
キャピタル・タワーを襲撃する宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相。
全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。
人は日常的に「自分が何をしているのか」自覚せず、それを行なってしまっている。だから戦争も悲惨なものにもなるし、それを悲惨だと感じずやってしまう
それならまずは自分の住む世界から自分の足で歩いて、よく知ることからはじめよう!って話で、この内容で最終話が「大地に立つ」
最高かよ
Gレコ作中では代表的なところで戦争に関して、「夢中になって何かやってると周りが見えなくなること」について描いてたり、それ以外にもそもそも何気なく使ってるエネルギーはどこから来る?Gセルフはどうやって作られた?本当に安全?って部分も描いてるのよ。
これ我々も意識せず暮らしてませんか?
電気だってどこからどう来てるか知らないし、本当に安全か考えてもみないし。誰かが言った「安心」を疑わずに飲み込んでる。
こういうことした結果が原発事故なわけで、
つまりGレコは次世代の子供達に「君の目で確かめろ!」と警鐘を鳴らす作品なんですよ。
次世代に託すのにこれ以上ないメッセージ。
次世代のお子たちが悲惨な未来を歩まないように願いを込めて。
その為の「君の目で確かめろ」のキャッチコピーだし、その為のGのレコンギスタ。
我々は次世代にこの事を伝えていかなきゃいけないよ。
戦艦名は覚える必要があり、組織図や色んな要素が難解で分かりにくいかもしれないけれど必死にメモを取りながら見た。それだけのパワーのある作品。最高です。
富野御大は話を短くまとめるのが苦手なんだから、26話じゃ足りるわけない。
あと時系列がターンAの前か後かはっきりしてくれ…!!