聲の形

聲の形

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大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会
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エラー

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    映像
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    キャラクター
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    ストーリー
    とても良い
    音楽
    とても良い

    やってくれたな、京アニ。

    全員悪くて、全員悪くない。それが人間性。
    人間って頑張らないといとも簡単に悪に染まりやすいってことを改めてひしひしと感じる作品だった。

    耳が聞こえず話せない少女とそれをいじめていた少年、人間関係がドロドロ渦巻く中で「人と人が互いに気持ちを伝えることの難しさ」を描いたもの。
    高校生になった登場人物たちの各々の想いや悩みがとてもリアル。
    聴覚障害が云々じゃなくて、それよりも、主人公の男の子をメインに"人と関わって生きること"みたいな内容なのがよかった。

    「気持ちを伝える方法は声だけじゃない」

    評判になっていたのは知っていたのだけれど、今になってちょうど有料放送で観る機会があったので観た。
    レビューにもなっていない只の感想ですが…。
    ネットに上げられていた感想がなにやら歯切れが悪い物が多かった事に納得。
    話の流れが登場人物達に容赦が無さすぎて居たたまれなくなる。心が揺さぶられることに間違いは無いのだけれど、モヤモヤが残る。
    強い罪悪感とトコトン下がった自己評価を持つ因縁のある二人が不器用に寄り添おうとするお話。
    主役二人のそれぞれの家庭の要なのが"祖母"の役割を持つ包容力がある女性。がしかし、片方の"祖母"に当たる人の喪失でその家庭のバランスが大きく崩れて死に傾いていく様子が歯痒かった。結弦ちゃん頑張ったのにね…。
    そして、大概の人が、何れかの登場人物の立場になったことがあるであろうし(下手すると複数)、誰一人、曇りなく潔白な人物はおらず、見ている側も非難批判されている気分になるのではなかろうかと思う。重い…。
    生きると言うのは、しんどい道のりで、共に歩いてくれる誰かがいると言うことだけで本当に素晴らしいよね…と自分自身の事を振り返って思った。
    だがしかし。お話冒頭の担任教師、お前は許さん。あいつはダメだ。

    ノーコメント、で終わらせたいような映画だった

    主人公達が硝子をいじめたことが悪いと考えるか、硝子が原因で主人公の友人関係が崩壊したと考えるか。いじめを容認するつもりはないですが、どちらの考えも正しいなと感じました。小学生に全てを求めるのは酷ですし。でも担任と川井さんには共感できなかったなぁ。

    担任には、いじめに関して特別何もしてない(無言の容認)ように感じました。にも関わらず補聴器故障の件で、主人公だけ名指しで糾弾し始めて納得いかなかったです。そこは自身の指導不足ぐらい反省してもらいたかったです。

    最後に川井さんにも呆れました。彼女は傍観者に写りましたし、自分の非認めてないの彼女だけ。主人公だけの責任とは言えない難しい問題であったにも関わらず、彼女だけ白ってことはないなと感じました。

    作品としては面白いなと感じました。上記二人みたいな人間って、世間では良く見受けられますし、だからこそ、人間模様に関してはリアルに写りました。主人公達は不運だった。ですが、今は前向いて歩いてる。文化祭で、はしゃく各々にはそんなこと感じましたね(*´∀`)

    原作未読。
    上映終了直後は、いろいろな思いが渦巻いて、なんとも言えない気持ちになった。ラストは一応決着がついた?のだけれど、すっきりとはしない。

    いろいろな立場の人間がいて、それぞれに思いがあって、折り合いをつけられないと不幸なことになってしまうこともある。誰かが悪いということではないと思う。自分がもしあの場、ああいう状況にいれば、どうするだろうかと考えてしまった。

    見る前は、硝子に聖女のようなイメージを勝手に持っていたけれど、障害を持っているという点が他人と違うだけで、普通の女の子のように描写されていたのが逆に好印象だった。

    将也がやったことは許されないことかもしれない。でも、ずっと悔いて、孤独に耐え、自分を満足させるためだとしても行動を起こしたのは素直にすごいと思う。

    硝子はこれからも生きることをあきらめないでほしいし、将也はうつむかずにいてほしいし、助けあっていってほしいと思う。あのラストを見る限り、大丈夫だろうけれど。

    一言でいうと、どうもよくわからなかった。
    小学校時代はストーリーに入り込んで見れていたのだが、高校時代に入った後から、だんだんよくわからないなあという感覚が芽生えてきて、その後ずっと、うーん、うーんと首を捻りながら見ている感じだった。

    登場人物それぞれの振舞いがとても唐突でいびつな感じがして、どうも感情移入できなかったし、ヒロインの振舞いにいたっては、作品にとって都合がよすぎるんじゃないかとすら思うほどだった。

    1つ1つのシーンでは印象的でじんわりきたりしたのもあったけど、全体としてはストーリに没入できないまま、起承転結がよくわからないまま話が進んで終わってしまったような感覚だった。原作を読んで、登場人物それぞれのバックグラウンドを知った上で鑑賞したら、また違った感想になるのかもしれない。

    ヒロインは京アニキャラでもトップレベルのかわいさだと思う。
    あと、水滴の音はすごく好きだった。

    うーん…

    早見沙織さんの演技が凄まじい。どういう訓練をすれば、他人と同じように声を出せず、他人がどういう音を出しているか自覚できない自分になれるのか。声優ってすごいんだなって改めて感じさせられました。
    聲の形は、結局なんだったんだろう。声に形はあったんだっけ。自分の行いで固められた結果がその形なのかもしれないな。

    K@K
    サポーター

    将也が橋の上で、みんなへの本心を語った時、
    個人的にはスカッとしたのに、彼の友人たちは失望の反応。
    声と耳で会話ができる人間同士ですら、本心さらせば壊れてしまうなんて。

    なんか、物理的な問題じゃなくて、
    心理的に難しいんだな、人と人が気持ちを交わすのって。

    耳が聞こえないけど一生懸命コミュニケーション取ろうとする硝子。
    見えるけど見ないように、聞こえるけど聞こえないようにしていた将也。

    自己完結型だった似た者同士の二人が交わり、
    そうして顔を上げて耳をすませ始めた将也と
    生きる手伝いをするという生き方を知った硝子、
    二人のこれからはいったいどんな風になるのかなぁ。

    ※私も泣けるとか感動したとかは分からなかった人間だったようで、
     う〜ん、言葉にするなら胸が痛いとかの方が近いかなぁ。

    ※あと結絃や永束くんは、すごく味があって友達になりたいなと思いました。

    初日挨拶付きで観てきた。悠木碧に登場してほしかったが。
    題材からして、音があることで原作漫画とは少し異なる方向から彼らの世界に触れることになり、見えていなかったことへの気付きも。
    入場特典の漫画でも描かれる、硝子の母の無理をしている厳しさ、更にそれが徐々に和らぐ様も、同じ親としてとても良かった。

    試写会に行きました。
    あーわかるって、あーこういう子いるって、ほんとにそういうリアルでどうしようもなくもどかしいことばかりでとてもつらくてしんどくて、でもすごく良かったです。京アニの泣き顔さいこう。

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