フランツは体は大人だけど心はまだまだ子供で、避難した乗客はみんな死に、自分達一家は助けの来ない無人島に取り残されたと、感じたままの不安を周りにぶちまけて不貞腐れる。毒虫のせいで10日間暗闇の世界にいて、戻ってきた時は「生きてるだけで丸儲け」と一皮むけてた。
大人であるお母さんは不安に思うことはあっても、お父さんと二人きりの時に相談するか、浜辺でこっそり一人で泣いて気持ちを整理してる。
フローネは能天気で子供扱いされてるけど、フランツの看病してる様子を見ると、ちゃんと悩んで気を張ってるんだと思う。こういう子こそポキッと折れそうで心配。
フローネの「ここは無人島だから、ここにあるもの全て私達のもの」という思考は白人的。