今回も軍隊戦。ワクワクした。
マフムートも心を鬼にしてきた。
撤退戦の過酷さも描かれていたのがよかった。
ココシュカ達も追い詰められて窮鼠猫を噛む状況になってきた。兵を減らして撤退しているのにエスパーダ侵攻というのは分が悪いけど、マフムートの詰将棋的な作戦に誘導されたってことかな。
銃兵を置かない重装歩兵による方陣は、機動力が乏しいから騎兵の回り込みを簡単に許してしまう。砲を先に制圧されれば尚更。盾を梯子で崩す戦術は知らなかった。
今回出兵した帝国軍部隊は、全兵力の何割ぐらいなのか気になる。5万人ぐらいだとして5分の1ぐらい?を失うことになるとしたら、三国志の赤壁で曹操が大敗して魏の侵攻が一時ストップしたのに似た終わらせ方になりそうな気がする。
前半は鳥肌立ちまくり。裏の裏をかいて敵をジワジワ殲滅していく様は見てて本当に気持ちいいんだけど撤退中の若い兵士が錯乱したり、そういうのちゃんと描く事でトルキエ&反帝軍も明日は我が身というか、自分達がそういう立場になりうることも織り込み済みでの覚悟の戦場なんだなあと。物語が単なる復讐劇で終わらない深みみたいな、こういうのは古典的だけどやっぱ面白いやね。
マフムートの策で帝国軍が敗北。
帝国軍は撤退し、エスパーダの前で再び戦う。