これまではなあなあというか曖昧な関係性のままユーと暮らしていた歩がユーの能力を知ることで、彼女の日常を守る意志を明確にする話
感情を表すと他人の運命に影響し言葉を発するとその通りになってしまう能力。力を行使すれば激痛が奔り、死んでも自身の魔力は残る。文字通り生き地獄のような状態で生き続けるユー。
そんなユーを楽しませたことで歩はゾンビになってしまった。自分が感情を動かしたせいで殺されてしまった歩と暮らす生活はユーにとって自身の罪と向き合うことに等しい行為だったのかもしれない。それを歩が「一緒にいろ」とユーと同じ目線の言葉で伝えたことシーンはとても良かった
巨大クジラを目の前にしても「しゃーなしだな」で済まし立ち向かう歩の姿はどれ程変態的であっても素晴らしかった
魔法少女モノなら感動シーンにもなり得るパワーアップからの衣装変更。歩は男だから魔法少女モノの尺度で言えば感動なんて起こり得ないはずなんだけど、ユーとの生活を守ると決めた直後の描写なのだから格好良いと思わずにはいられない