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毎クール4~10本程度のアニメを視聴。見たアニメの感想は出来るだけ書いていきたいけれど、5分枠の作品とかはあまり書かないかも

サービス開始日: 2016-03-14 (3889日目)

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良い

今回は保護者視点を強く感じられる話となったな
前半部のティエンの話がそう。幼い頃からロゼを見守って来た彼は本当に保護者のような存在。だから彼女の情操教育にも関わるし、今だってロゼがこれまでしてこなかった不器用な饗しを受け入れている
彼は可愛かった魔女が少しずつ魔女らしい魔女になっていく様を最も近くで見ている
そしてもう一人、ロゼという存在を近くから見守っていると言えるのがハリージュか。最初は生活力が無い彼女の面倒を見ているだけだった。しかし、彼女に近づき、彼女の個性を実感する中で彼の認識が変わりつつあるのを感じられるようでしたよ

ロゼは変わりつつある。しかし、世の中は変わらず彼女の周囲に在って
ロゼが子供達の襲撃を殊更に驚愕しないのは慣れっこである為か。そして子供達があのような行為に出るのも子供の周囲がそのような世界である為で
だとしたら、ハリージュが間に立って、魔女が世の中にどのような貢献をしているか、また世の中は魔女をどのように見ているかを自覚させたのは本当に偉業であると思える。彼は変わりつつ在ったロゼを見守る世の中を変えてみせた
なら、ロゼは彼に報いる為に更に自分を変えねばならない。己の恋心の為に製薬を遅らせず、魔女として惚れ薬を作り上げる
ロゼにとってこれで対価は支払われる。しかし、己の為に惚れ薬を求めたわけではないハリージュは薬の対価としてロゼに何を返すのだろうね?



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良い

引率顧問有りな合宿なのに、肝心の顧問が遅刻するわ見学無しだわ自由だわで、「これが生徒会の姿か…?」ってなる
ただ、抑圧されてないから自由さは保たれて。自由だから却って覗きとか無いし、男女がイイ感じの雰囲気のまま同じ部屋で寝てても何も起きないと。いやでも、それなりの関係の異性がいる部屋で寝泊まりしてるのに、全く意識しないままに相手の布団入っちゃうのは逆に駄目だと思いますよ?「良かった、何も起きてないのか」じゃなくて「そこまでして、何も起きないとか無くない?」みたいな

意識してないエピソードとしては有栖の秘密探りも同様か
水之江が知りたがったのは別に異性として有栖が気になったからではなく純粋に興味から。また、たんも「秘密を暴く!」なんて言うけど、既に有栖の秘密を幾つも握っているとは意識しない
まあ、だとしたらそんなたんでも「弱みだ!」ってなるオリ曲は相当だったのだなってなるし、水之江でも意識せざるを得ない寿子の豊満さは相当だったのだなとなるが(笑)



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良い

正体不明の白娘娘、怪しい噂があって奇異な見た目で金が流れるとなれば誰もが気になる。気になれば見に行きたくなるのも自然な話。接触は無かったけど、猫猫と壬氏が同じ場所に居合わせたのもつまりはそういう事
白娘娘もそれが判っているから、自分に注目をより集めるパフォーマンスをしている。彼女のしている事って手品みたいな物なんだけど、アルビノの娘がする事で効果をより高めているね
そうして生み出されるのは偽の金ではなく、信仰や陰謀か

数字当てに場所当て、更には金属変化。それらは推理力や知識があれば詰まらない児戯。しかし、場を整える事で仙術の如き奇跡になる。逆に言えば、白娘々には児戯を奇跡に見せる理由があるという事で
猫猫は手品のタネを明かす事は出来る。けれど白娘々の目的までは明かせない。水銀を飲み干すパフォーマンスの意味も
毒にも薬にもなる水銀。それは己の存在を手品にも奇跡にも変化させられる白娘々を象徴するかのような危険性と魅力を感じさせましたよ



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良い


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とても良い

ロゼ視点を減らした今回は周辺事情を説明する回に
ロゼは湖の家に居るからハリージュの事情全てを見る事は出来ない。かといって内外を出入りできる者が全てを知っているわけではない構図にもなり始めたね
私達視聴者には各々の視点が横断的に提供される。しかし、作中人物は限られた視点しか持ち得ない為に、ロゼやハリージュは目の前に気になる人が居てもその人が何を考えているか、どのような境遇か判らない。そうした様子が恋心の迷宮を魅力的に映してくれるね

今のロゼはハリージュの訪れが日常になりかけている為に彼以外の訪れを予想出来ない。それどころかティエンがロゼとハリージュが逢える家で寛ぐ様子も、彼の為に整えたテーブルに別人が着く様子にも心がざわついてしまう。何故ならロゼはハリージュとあの家以外では逢えないから
かといってティエンは彼女がどのような出逢いを重ねているか知らないから、あくまで保護者目線のまま接してしまう
これは依頼人と魔女の関係から脱せられないハリージュにすれば看過し難い光景か。彼としては惚れ薬の制作を依頼したロゼの生活力皆無な面に呆れて世話焼きしていただけだったのにね

ハリージュは内外を行き交えるからロゼの知らない美味しいパンやら何やらを持ってこれる。でも、渡し船が向こうに在ればロゼには近づけない。ハリージュは外にいる人間と印象付けられる
ここで互いの視点では相手が何を考えているのか読めない点が一つの悲劇として生じうるね
ロゼは自分をハリージュが気に掛けているなんて想像できない、自分だけが浮き沈みしていると感じる。ハリージュは魔女であるロゼは自分を特別扱いしていないと感じる、浮き沈みする心の扱いが判らない
誰の為に惚れ薬を欲しているのか?それが通じ合っていない二人の想いは繊細な交流を奏で始めたように思えますよ!



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とても良い

夢佳の背景が描かれた回。彼女については、まず夢佳に焦がれた千夏の視点から、次に門外漢の大喜視点から、そして前回の夢佳の慟哭と続いたわけだけど、今回は深く今にも続く要素が
「好きは最強な感情」、とてもシンプルな信念の言葉はそのままシンプルな概念を表している。これではしゃげていた幼少の夢佳もシンプルに言葉の魔法、バスケへの気持ちを信じていたのだろうなと思わせる。両親が愛し合う事に疑問など抱かなかったように
だからこそ、夢佳のバスケ人生はシンプルで無くなった際に罅が入り壊れてしまったのだろうな……

夢佳のバスケ愛が揺らぎ始めたのは中学進学により、バスケに競争性が求められた時か
それまではバスケが好きだから努力できた。けど、中学からは好きで居る事に疑問を覚えない為に努力が求められた。おまけに同時期に愛を無条件に信じさせてくれる筈の家庭が崩れていれば、彼女は無条件の好きを信じていられなく成る
だから好きを守る為に彼女は更に練習に打ち込むと。それは自ら溺れに行っているようなもの。なのに隣でバスケを好きでいる千夏には自分の苦しみを訴えないのだから余計に境遇は苦痛に満ちていく

自分の好きを守る事に限界を迎えた夢佳が直面したのは変わらずバスケに打ち込める千夏の姿。きっと夢佳は決定的な破滅から大切なものだけは守る為にバスケや千夏から離れたのだろうな……
そんな彼女に大喜は試合のチケットを渡すのか…。てっきり自分用と思われたチケットを大喜は夢佳に託した。それはバスケをする千夏の努力を最も応援できるのは夢佳だと信じた為か?
なら、自分の為ではなく努力した大喜を誰が応援してくれるのか?という点で千夏の労いは良かったなぁ。彼女は大喜が何に汗水垂らしたかなんて聞かない。それでも大喜から様々を貰っていると信じる。そうして頼り頼られの関係が構築される姿には、確かに千夏が今一緒に居るのは大喜なのだなと感じてしまう

彼氏とクリスマスデートの話をしても少しも嬉しそうでない夢佳。今の彼女にとってそれが一番したい事ではないから
そう察して自分よりバスケを優先してと告げられる宗介は格好良いね。それどころか、夢佳が直面している迷いに対し、とてもシンプルな最適解を授けるなんて
夢佳の好きは余計な物が貼り付いて姿が見えなくなっていた。でもこれってもしかしたら夢佳だけに生じる現象ではないかも知れず
同じ夢を追う相棒が隣から居なくなっても変わらず夢を追い続けているように”見える”千夏。彼女が立ち向かう困難に対して、応援に来た夢佳はどんな言葉を投げ渡せるのだろうね?



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良い

生徒の悩みを聞く目安箱、活用されてないからとアピール・広告が必要になるのは難儀な話だし、生徒会へ願い出る悩みと思えない手紙が入っているのは嘆かわしくなる
だから生徒会が最もやる気を出せるのは目安箱を楽しみにしていたこまろの為で。そうしてこまろを害した野球部が犠牲になる光景は必然的展開ながらちょっと面白い
あと、学食オムライスの旗を求めてお金を貯めてるこまろマスコット可愛い

生徒会とも成れば多数の生徒との絡みは様々に生じるわけで。特に部活動系は最たるもの
だから苦情が出た軽音部に出向くのは当然なのだけど、偽エモな雰囲気があまりに下世話な場所で生じるのは笑ってしまう
そしてラブコメのド定番イベント・体育倉庫閉じ込めで甘酸っぱい雰囲気になるのではなくアンモニア臭漂うイベントに成りかけるのは無茶苦茶過ぎでしょ…。こまろはあの状況からよく漏らさずに済んだものですよ
今回は改めてこまろの可愛さ、そして守ってあげたく成る感を味わえるエピソードとなったね



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良い

蝗害の謎と子の一族、本来なら絡みそうに無い両要素は子翠という虫好きの少女に拠って繋がるのか。しかし、子翠は最早おらず…という中で阿多姫の助言はまさに天啓を与えるもの。子翠はもう居ない、阿多姫も何か知っていた訳では無い。それでもツギハギだらけの情報が繋がって謎の解明へ至る工程はミステリらしさがあるね
但し、それによって図説は手に入れられても、蝗害対策そのものは不詳のまま…。謎が一つ解けても新たな謎が現れる構図だ

前々回では壬氏を癒した猫猫だけど、今回はまさかの嫌がらせ。…というより気晴らしをさせたかった?
ただ、壬氏が想定以上の抵抗を見せた為に子供が見ちゃいけない特殊プレイになってしまうのは笑った
謎となったのはその後の似顔絵か。猫猫の好みに合わせて描いた絵は壬氏とは似ても似つかぬ。それは猫猫の本心か?誤魔化したのか?確かなのは壬氏と猫猫が似合わぬ立場である点
むしろ猫猫に似合いとなるのは謎、水銀らしき液体を飲み干すアルビノの少女は何者なのだろうね?



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普通


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全体
とても良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

霧島透子の正体は桜島麻衣だ――。何度否定しても世間へ蔓延する誤った認識、その状況は咲太が向き合わければならない相手が空気などより強大な世界なのだと思わせるもの。特に麻衣が霧島透子へと呑み込まれた展開のみならず、咲太の世界まで改変されるシーンは強烈。小説では一人称視点だったから気付き難かった咲太が受けた衝撃が三人称視点となった事でより実感しやすくなっていたね

これまでも咲太の周囲では理不尽で不可解な現象が何度も起きてきた。彼の世界は思春期症候群に侵食されている。だから原因の見えない現象には慣れつつあった。
しかし彼の周囲で新たに起きる現実改変は解決するのが正しいのかと、以前の状態へ戻すのが正しいのかと問い掛けてくるもの
特にかえでがひょっこり現れたシーンなんて呻き声を上げそうに成ったからね…。原作既読済だから、かえでが現れるのは知っていた筈なのにそれでも驚きのあまり恐怖とも感動とも区別出来ない想いに襲われてしまった
また、双葉が国見と付き合っている景色も何とも言えない気分に。『ロジカルウィッチ』の話を見た私達ならば、それがどれだけ尊い光景であり双葉の願いが叶った関係かを知っている
これらの異変は解決しなければならない問題と解決して良いか迷わせられる問題が並行的に発生しているわけだ

見ている世界が壊れた咲太にはどう行動すべきか判らない、頼れる相手も居ない。そんなタイミングで現れた翔子は本当にもう……!
本作のメインヒロインが麻衣であるのは絶対的に動かない事実だけど、真ヒロインは翔子かも…なんて思わせられたよ。そのくらい彼女の登場は咲太を救うもの

『霧島透子』異変の中心たる美織は解決方法を知っているわけではない。むしろ自分は逃げ続けているとの自己認識を抱えている。でも、これは今までの思春期症候群に悩まされてきた少女達に共通する要素
しかし美織特有の要素として彼女は自身の異変を認識しながら平然と受け止めている、これまでの少女達のように困っていない
だからか彼女と咲太の会話も特有のものに。二人の会話は打てば響くようにテンポ良くオチもツッコミも豊か。でも二人の会話はとても空虚なんだよね。咲太は大事な話をしようとしているのに、美織は空っぽな返しをする。仲良く見えて、美織は咲太に一切心を許していない。とても異質な会話
他方で咲太はそんな彼女に対して「友達になりたい」と訴え続けるわけだ

原作を読んでいた時はイマイチ理解しきれていなかったこの発言、思えば咲太の友達基準って結構重いんだよね。いや、意味が籠められているというか
初期は双葉と国見だけを指して「友達なんて2人もいれば充分」と咲太は言った。それが思春期症候群を通して、朋絵や育実、福山など何人も友達が増えた。かつての彼とは違い、今の咲太は交流を広げている
友達の意味をしっかり持つ咲太は友達候補の美織が困っているなら解決したいと思う。最初は麻衣を元に戻す為に行動していた彼は美織の困り事を解決する為にも行動を深めるのは彼の世界が広がった結果であるように思えたな

幼い頃からいつも一緒にカレーまん分け合ってきた美織と透子は一心同体に世界を共有していた。だから仲直りのタイミングで透子が去った事は美織にとって世界の喪失であり、彼女が全ての世界から透子を探し出したい理由となったのだろうな
なら、咲太がすべきは彼女に霧島透子の居ない世界を受け入れさせつつ、美織をあの世界の霧島透子にして麻衣を取り戻す事で

美織が歌い上げるシーンが良いのは勿論なのだけど、直前の麻衣の信頼がとても良いんだよね。麻衣の認識では自分こそが霧島透子であるのだから咲太の発言は可怪しい。それでも彼女は咲太や翔子を信じた。そこには桜島麻衣という人間の強さを見てしまったよ

逆にその後から描かれるのは咲太の弱さか
美織の問題は一段落ついたのに現実改変は終わらない。それどころか咲太自身が改変の中心と突き付けられる。『ランドセルガール』でも咲太が問題の中心となったけど、あの時は母親と向き合う事で彼は思春期症候群を乗り越えられた。しかし、今回は正真正銘咲太だけの問題だ

咲太って思えば思春期症候群に惑わされる半生を送ってきた人物で。劇中で彼が叫ぶように思春期症候群は彼の人生を滅茶苦茶にした。彼の半生を語る上で思春期症候群は外せない、無かった事になんて出来やしない
これは本作に対しても言えるね。本作の特徴を語る上で思春期症候群なる特殊現象は外せない。思春期症候群は在るのが当たり前。無かった事にするなんて容易じゃない
難題に向き合えない咲太はいつにない弱さを見せた

弱りきった咲太に見せた麻衣の強さが再び光る。美織のライブシーンでは咲太が見えるものに合わせ自身の認識を棚上げした彼女だけど、今度は自分と同じものを見て欲しいと咲太が認識を棚上げするのを待った。この柔軟性と最適な判断力はそこらの人間では真似できないもの

そこからの流れも良かったな。本シリーズは図書館にバニーガールなんて有り得ない光景から始まった。思春期症候群が在るなら理解できる光景、でも認識を変えれば図書館にバニーガールなんて居るわけ無いよなと思い直せる
また、咲太に最後の決断をさせるのがかえでの言葉であるのも良いね。彼女は咲太が絶対に守りたい大切な女の子。かえでが怖さを抱えつつ「帰りたい」というならお兄ちゃんは叶えてやりたくなるわけだ
咲太は不思議な現象を思春期症候群だとは信じなくなった。でも、そこに不思議な現象を見ていた事は覚えているし、何処か遠くに行ってしまった美織の事も覚えている。それは一つの成長で在り、彼が明確な意味で大人になった瞬間であるように思えたし、シリーズ総決算としてこのような展開を持ってくるラストには美しさばかり感じてしまう

咲太がそのような成長を見せたから、エピローグ部分で描かれるのは終わりではなく、新たに始まる日常。思春期症候群に悩んでいた少女達はおらず咲太も普通にSNSのトレンドを話すようになった
けど、思春期症候群の思い出は残っているから、不思議な体験に直面する思春期少女と向き合える。それこそが咲太の新たな人生の意味となるわけだ
いや、本当にもう美しいラストですよ…

欲を言えば、本シリーズには終わってほしくないという望みや、咲太達の新たな日常をもっと覗いていたいという願望はある
しかし、劇中で咲太が思春期症候群という掛け替えのない日々を思い出としたように、私達も本作を思い出とするのを許されたと見るべきなんだろうなとも思えてしまう

原作1巻が発表されたのが2014年、随分長いこと付き合ってきたものだと思いつつ、尊い思い出をくれた本シリーズに、そして多くの関係者に感謝を送りたくなる。ラスト、“保証”という始まりの言葉を交わし合う咲太と麻衣の姿を見ながら、そう思えてくるような素晴らしい作品でしたよ……



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とても良い

どうやらハリージュが惚れ薬を欲す背景には事情がありそうで。ビッラウラの為であるならば、あんまり時間を掛けるのも良くないんじゃないかと思えるが、ロゼが製薬をスムーズに進めない点をハリージュはどう受け止めているのだろうね?
ただ、そうした彼の事情をロゼは見通せない。何故なら彼女は湖の家から外へは滅多に行かないから。彼女に見える物は限られる。逆に外から湖の家へとやって来たハリージュはロゼには見えない物を見てくれる。それが彼の美点として活き、更にロゼが彼に魅せられる土台となっているようで

ロゼが平然と不満なく暮らす家にハリージュは不足を見る。安全性も欠けているし、栄養素なんて酷いものだし、客用に出せる茶葉もない
ロゼはそうした点を可怪しいとは思ってこなかったが、ハリージュの視点を通す事で宜しく無いのだと気付かされる。あと、ハリージュから女性扱いされてない点も若干見えてしまう…
他方でハリージュがあの家に見つけてくれる”好き”を彼女も同じように好きである点はロゼの中に芽吹く”好き”の気持ちを彼女自身が余計に気付いてしまう瞬間でもあるのかな

そしてハリージュの気付きが最も活きたのはレタス畑や紅茶の歌か
ロゼは祖母の言い付けだからと深い意味を考えず繰り返していた。でも、ハリージュはそこに祖母の優しさと思い遣りを見付けてくれる
ロゼは染み付いた歌を何の気なしに口ずさんでいた。でも、ハリージュはそこにロゼが覚えていないつもりだった母の痕跡を見付けてくれる
また、彼女の顔が見えるようになったからこそ、しかめっ面という魔女ではないロゼの姿を見てくれる。そうしてロゼが見付けてしまったのはハリージュと過ごす時間の幸せか…
視聴者はハリージュが己の為に惚れ薬を求めている訳ではないと知っているけど、早い内にこの誤解は解かないとロゼは苦しい想いに囚われてしまいそうだ



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夢佳の件、大喜が「このままじゃ駄目だ」と思い始めたものだから、彼が積極的に介入して仲を取り持つかと思いきや、そこまではしないか
夢佳が懸念するのは千夏の練習量。同じ部活人である大喜はそこが大事であると判っているから、大会近くでピリピリしている千夏に余計な話は持ち込まない。けど、応援はしたいからお弁当に想いは詰め込むし、入り切らなかった分はプラスαで伝える
それは千夏が今頑張っている事を判っていると伝えると同時に、もっと頑張りたいと努力している千夏を応援するものであるね

けど、こうした頑張りの応援って同じくらい頑張っている者同志だから伝え合えるものでもあって
裕奈の苛つきは象徴的。彼女からすれば千夏は人一倍努力している人。そんな人から「こうすれば良かった」なんて言われたら心がキツい。受け止めきれない
残酷なのはここで千夏がキレ返さない点か…。夢佳を知る千夏は自身を特別と思わない。だから自分に説教する相手は特別なのだと苛つく裕奈にも自分を落とした上で寄り添おうとする
すると、頑張りたい千夏に寄り添ってくれる人は居ない。褒めてくれた夢佳は居ない…

だからこそ、千夏は猪股家で暮らす中で元気を貰えているのだろうな
辛い早朝、同じ時間に起きる大喜、活き活きとしたサボテン、ご飯を作ってくれる猪股母。そこには等量の頑張りがあるね。誰かだけが頑張っているのではなく、皆が同じように頑張っている
特に大喜の言葉は素晴らしいね。「真面目だな」という千夏の言葉は大喜の頑張り力への憧れが籠められている。しかし、大喜とてしんどい時はあるし、千夏のお陰で頑張れている
恐らく、千夏は大喜が語らなかった辛さは少し感じ取っているんだろうなと想像してしまう。だからこそ、語らず千夏の参考となるよう言ってくれた大喜に「真面目だな」なんて返したのだろうし
二人は互いの存在に支えられ頑張れていると判る

千夏と夢佳のピリピリした会話、ここでも千夏は相手に寄り添おうとするね。踏み込むなとアピールする相手に仕方ないと割り切り謝る。それはウザい程に正しい姿勢だから、夢佳は千夏の否定に走ってしまうのか…
夢佳が語るのは千夏の存在が負担だったという告白。千夏は夢佳と頑張りを支え合っていたつもりだったのにね…
夢佳にすれば千夏は努力の人、脇目も振らない筈だから男子といちゃつくなんて許せない。ここで千夏が大喜の存在と自身の頑張りは同じ、紐付いていると返したのは良かったな。今の千夏にとって大喜は無くてはならない人物
なら、千夏の預かり知らぬ場所でも絶えない努力を続ける大喜の走りが報われて欲しいと願ってしまうが……



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何というか、正直にお色気要素を前面に押し出した水着回って逆に珍しい気がする…。それでいて生徒会活動としてはギリギリありな次元の活動しているのがギャップを感じられて面白い
それで居ながら水之江自身はそうしたお色気アピールに過剰反応しない、せいぜいが奥手思春期青年にありがちなリアクション程度で済ませるものだから、学園コメディっぽいお色気コメディというよく判らん状況になっている気がしないでもない
ただ、そうした視点で捉えると、水之江とたんの薔薇薔薇しいお見舞いは何なんだと突っ込みたくなるが

生徒会において水之江は新人。おまけに他メンバーの学力が理系中心に高い為、彼は他役員に学ぶ立場。いわば彼は後輩属性が自然と染み出している
だからか水之江の面倒を個人的に見たかった古都吹がいじけるし、だからか姉・松の心配模様は何か変な癖が混ざり込む
勉強で水之江はまだ自分を誇る事は出来ない。しかし、水之江に高校で友達が出来ていると知れる事で松は安心を感じられるわけだ。…ただ、弟の現状に対する安心と引き換えにヘンタイ行為で安心を得ようとするのはかなり問題がある気がするよ(笑)



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今回、表面上は謎解きが描かれていないように見えるけど、それは猫猫自身が明確な謎に直面していないからだね。幼い妹が罹患した症状は一見しただけでは判らないが、真っ当に診療を行えば病巣も原因も解明できる。猫猫にとってこれは謎にならない
だから今回において謎に直面したのはあの姉妹だったと言えるのだろうね

羅門に代わっての診療体験。しかし猫猫は未熟な人間ではないから、突然の依頼にも迷う事は無い。むしろ菓子を配る女や蝗害対策の謎に思考リソースを費やせるほど
だから謎を解かねばならないのはあの姉の役割。彼女にとって母の死も妹の窮状も原因不明の謎。しかし、猫猫という助けを得て彼女は菓子が原因と知る。与えられた物を考え無しに妹へ分けた為に妹を命を落とし掛け、またその際に父親は全く役に立たなかったと知る

底無し沼のような生活から抜け出す謎への答えはどのようなものか?姉の出した答えが最良かは判らない。けど、彼女は自分の決断で答えを出した。ここで猫猫は彼女らに地獄を見せる為ではなく、まるで沼から助け起こすかのように姉妹を妓楼に預けたのは印象的
結局、謎に対して何も考えていなかった父は底無し沼に取り残され
底無し沼よりか泥沼なら多少マシな足場にはなる。自らそのように生きると選んだ姉妹は果たしてどうなるのだろうね?そして記憶という足場を持たない趙迂も己の人生という謎をどうするのかな?



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この作品、カオスなだけじゃなくてしっかりシリアス要素もあるのね
レインを始めとしてそこかしこにカオス要素がちりばめられた第1話だったものだから、破滅的ギャグ作品かと思っていたけど、どうやら深みがあるようで
今回はリリィの苦悩や『王者の牙』関係の話が展開された事でそれぞれの想いや人間性を深掘りする内容に。こうなるとレインが居ない方が話が纏まった形で展開するんじゃないかと思えてしまうが、リリィとの会話やコーネリアスへの反抗を見れば判るように、本作はレインが居なければ成立しない
しかし彼が居るとシリアス展開もカオスになるという。まあ、彼の無茶苦茶な言動が最も面白いので暴れてくれて構わないのだが(笑)

才能を恣に発揮していたリリィは一度の敗北によって戦えなくなり、部屋からも出られなくなったようで
戦えない外出できない彼女がレインの旅に同行したとなれば、理由はポジティブなものである筈が無く。考えれば当たり前だけど、考えなければ判らない点を独り言の体でリリィに示したレインは偉いな。部屋に籠っていた彼女の考えなんて誰も判ってやれなかった。けど、レインは判ってやれたし、リリィは『青の水晶』は判ってやれていなかった
2人は考え方を一致させた事で改めて同じギルドメンバーと成れたわけだ

レインが本格的に『青の水晶』所属となれば、元所属の『王者の牙』は因縁あるギルド。おまけに人命や人の尊厳を軽々しく扱う様子はショッキング
コーネリアス達がこちらの心情を考えないのなら、こちらだって相手がどうなろうと知った事じゃない。だからレインが真っ先に考えるのは自分達の安全でありリリィを守る事であり
他方でコーネリアスを殺すような事はせず、脅しに留めたのはレインの性格が表れた結果なのかな?まあ、そこまで考えてなさそうな気もしてしまうのは彼のカオス具合が酷すぎるせいもあるのだけど(笑)



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ティエンは細目だから怪しい…なんて勝手に思っていたのを反省させられる程、彼はロゼの保護者代わりをしているね
確かに今のロゼって人里離れた湖の中で他者を拒絶するような暮らしをしている。また服飾や食べ物に関心を持たない様子は自分が他人からどう見られているか、どう見られたいかを考えてもいないのだと察せられる
なら、新しいローブを欲したのはそれこそ誰かの視線を意識したからであり、彼女が少しだけ外に開いたからであり
そりゃ親代わりのティエンにとって嬉しい変化だよなぁ

けど、ロゼ自身は自分に訪れた変化を肯定的に捉えきれない。そもそもの理由が叶わない片想いに拠るものだし、ハリージュはロゼに会いに来ているわけじゃない。あくまでも仕事の関係
だからといって割り切れもしないからロゼの内心は慣れぬ他者との交流に適切な距離を保てないと。まあ、この点は依頼関係なのにロゼに突然触れたりするハリージュの距離感のおかしさも一役買っているんだけどさ
ロゼはハリージュとの適切な距離を見出せない。だから…あんな開けっ広げになってしまったわけだ(笑)

ロゼにとっての不幸ははしたない姿を見られた罪に留まらないね
ハリージュの名を知っていたのに隠していた罪、魔女の秘密を明かした罪。更には他に想い人が要るだろうハリージュに片想いする罪まで知られたら…
逆に幸福と言えるのはハリージュが真摯な騎士であった点か。彼はロゼの罪を不問にするどころか、魔女の命すら当然のように尊重した。彼の性格がよく表れている
それどころか彼女に美味しいパンを運んでくれるなんてね
ロゼとハリージュの間には埋め難い距離がある筈だった。けど、ロゼが彼の優しさに触れる度、二人の距離は近付いていくかのようですよ!



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良い

本作って部活を追うか恋を追うか両取りするか、なんてのをテーマ性に掲げている気がするんだけど、主要人物が部活人なものだから恋を望んだとしても部活を捨てるなんて選択肢を採る者は居ないんだよね
それだけに何らかの理由により部活を辞めた夢佳なる人物は本作において異質、部活人である大喜には理解し難い人物と言えるから彼女への印象も悪くなる
それだけに、現状では恋や他の諸々より部活への比重が強そうな千夏が夢佳への憧れを変わらず抱いているのは興味深い
どう見ても夢佳は変わってしまったのに、千夏は夢佳の何を変わらずに見詰めているのだろうか?

大喜達は恋心に揺れる事はあれど、現状は部活最優先。だからクリスマスも練習漬け。才能という言葉は使用されても基本的に練習こそが身を助くという考え方が通底している
これは夢佳と千夏の過去も同様だね。小学生時代から夢佳は才能ある少女と紹介されるが、千夏は彼女に練習時間の多さを見た。また夢佳も千夏が認められた理由に練習量を見た
互いに練習の大切さ、時間を懸ける必要性を共有する千夏と夢佳は同じ時間を過ごしていたと言える

夢佳に憧れた千夏は練習重視の日々を送っているけど、全ての時間を練習に費やしているわけじゃない。前回からのデート時間がそうだし、夜中の散歩時間も同じ。彼女は部活に青春を懸けつつ息抜きの時間も設けてる
なら、部活を辞めた夢佳が息抜き時間にバスケをしていたのはどういう理由だろうね?そこで彼女が語るのは部活に青春を懸けた事で失われる時間だけれど、そんな事は部活人なら誰でも判った上で遣っているわけで
”客観的”な”正論”を拒絶した彼女は部活に費やす時間の何に絶望して、代わりに何を得ようとしたのだろうね?



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良い

活動そのものは一般的な生徒会活動っぽいのに、隙あらばお色気ネタをぶち込んでくるたんって凄いな…
そんな彼が嫌われポジションとならないのは、そうした悪戯をしたら間を置かず有栖による制裁が起きるからか。逆に言えば、あれだけの折檻を受けながら悪戯を続ける彼のメンタルは強いなと思わせられるが
他方でめっちゃ怖い先輩というポジションを獲得しながら、時折自分も可愛いと思って欲しいと些細なアピールする有栖はそれはそれで可愛いのだけどやはり怖さが勝ってしまうね…(笑)

衝撃的事故シーンが挨拶代わりだったこまろは既に生徒会役員だったのか。てか水之江のクラスメイトだったのも衝撃的だが
彼女も生徒会活動には熱心なようで。しかし、インパクトが有り過ぎる体型や流血が熱心な印象を打ち消し、仕舞いには他者への無警戒感が役員というより、マスコット的なポジションだと認識させる
その為、同学年だから水之江とこまろが仲良くなるのではなく、こまろがマスコットだから仲良くなる不思議な関係が構築され、マスコットに成れない寿子の感情を揺さぶるというのはそれぞれの関係性が面白く構築されているように思えますよ



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