10年以上経ってるアニメとは思えないほどの完成度だった。
キャラクターの深掘り、造形、性格も完璧。音楽も久しぶりにここまでOpとEdをはっきり聞いてエモーショナルな気分になることもなかったが、この作品はそうさせてくれた。
ストーリーや世界観も凄く、2010年代を代表するアニメ作品と断ずるに躊躇はいらない。そんな作品。
少し難しい話苦手な方もこれは見て損なし。ということで二期を見てきます。
近未来SFサスペンスの傑作!黙って見とけ!な作品
人間の心理や性格の傾向を数値化して管理するっていう世界観の設定が今見てもとにかく秀逸なんですよね。IQとか体脂肪率とか戦闘能力とか、人間って数値化に弱いなぁとつくづく思いますね。
で、この作品はそんな管理社会で悪人かどうかを判断する指標となる「犯罪係数」が高い人を見つけて法の裁きを下す警察組織が主役。監督が踊る大捜査線と同じ方なので、刑事としての信念が強いほど異端になってしまう的な話は得意中の得意。格闘アクションあり、哲学あり、イケオジありの激シブ脚本は見応え抜群。もちろん近未来SF要素も満載。
目指したのが「現代版パトレイバー」なので、確かにその雰囲気はすごいありますね。見せ掛けの平和が生み出す歪みとか、「必要悪」に対する敵味方の認識とか。なのでパトレイバー好きなら是非見て欲しいですし、この作品が好きならパトレイバーはおすすめ。特に雰囲気が近いのは劇場版の2とかWⅩⅢ。(個人的には劇場版1が1番好きなんですが、どうでもいいですねハイ)
ちなみに踊る大捜査線もパトレイバーオマージュなのは割と有名な話。
自分は色相が濁りきってるので、実際にシビュラがあったら間違いなく潜在犯でしょうね。当時のオタク達はみんなそう言ってましたけど。
このアニメは面白すぎる。内容は難しいが理解するととことん面白い。
10年前のアニメとは思えない作画の良さだし、エゴイストの歌最高。
社会の在り方について色々な事を考えさせられた作品だった
朱の成長度合いに本当にエグくて自分も上司になった気持ちで成長の過程を一緒に見ている気分だった
BGMが特に気に入ってこれがあるからこそのシリアスさを際立たせていたと思う、間違いなく名作
何度見ても考えさせられる内容です。そのくらいストーリーが作り込まれています。自分は何回も見ているけどこの作品が伝えたかったテーマにたどり着けているか自信がないです...
キャラクターも個性あふれる人が多く、それぞれの関係性がよりストーリーを面白くさせていると思います。
主題歌はOP、ED共に素晴らしく、とてもおしゃれでアニソンとして長く残っていくものだと思います。
やはりストーリーが作り込まれており、何度見ても面白いのでこれからも引き続き何回も見ようと思います!いずれ自分の中でこの物語の結論に至るまでは...
面白かった!二期も見ます!
はーなるほどおもしろい
絵が綺麗なだけで内容はな~というイメージが強かったProduction I.Gの面目躍如、すべてが完璧。
設定5/脚本5/映像音楽5/個性5
シリーズ評価:Ⅰ/Ⅱ
現代風刺的な要素があるとても考えさせられる作品。現代でも多くの若者はAIの購入予測とかアルゴリズムに依存した生活を送っているが、そう言う生き方に警鐘を鳴らしたかったのかな。
キャラもかなり魅力的だった。槙島は皮肉めいたレトリックの達人で、征陸は情に熱い男の中の男、咬噛は意思が強く頭のキレが段違い。他にも主要キャラはみんな魅力的だったので、彼らが死んでいく時は非常に虚しい気持ちになった。
ストーリーも、徐々に謎が明らかになっていく展開にワクワクさせられた。今まで見た中でも指折りの作品である。
近未来刑事モノのように始まるこの作品は、やがて近未来の体制、体制下に飼いならされた市民たちの歪さにまで話が拡がり、アウトロー側との対立に留まる刑事モノの枠を超えていく。
体制の正体はグロテスクだが、それを倒せば、世界に類を見ない繁栄と秩序をも崩壊させてしまうことでもある。
かなり面白いが内容は高度で、半分も理解できたか自身がない。
が、理解ができなくとも随所に登場する近未来ガジェット、都会の風景描写のセンスの良さ、男性キャラクターのカッコよさだけで楽しめる。
女性キャラクターが悪いというわけではない。
甘いありきたりの優等生のようだったヒロインが修羅場を重ね、最終回で新入りを迎える。
最終回のこのシーンは第一回との対比が鮮やかで、彼女の成長を象徴する熱くセンスのいい締め方だと思う。