シンジは自分がトウジを殺しかけたことについて、その怒りと不信感から、エヴァに乗ることを拒絶する。そこに使徒が現れる。アスカは大破させられ、綾波は特攻して自爆。それを菜園から眺めるシンジと加持。「君にしかできないことがある」と説得され、初号機にまた乗る決心をするシンジ。使徒に大幅に押されてしまうが、イヤボーンで覚醒。シンクロ率400%超え、もはや野生のようになったエヴァが、使徒を食い荒らす。S2機関を取り込む。エヴァの装甲は実は拘束具であり、本来の力を抑える働きをしていた
今回もダイナミックかつ緊張感のある戦闘でした。エヴァの得体のしれなさ、恐ろしい側面がまた見えてくる。あと、次回予告が不穏すぎるだろ!シンジくんが物理的にエヴァと融合してしまうっぽいんですが…
エヴァの得体のしれなさが明らかになった回。人造人間エヴァンゲリオンという名前に間違えはなかったな。
☆☆☆☆★(4.5)
使徒から受肉したり、使徒を捕食したり、装甲板ではなく拘束具であることがわかったりと、覚醒した初号機が出てくる回は好きだな。あんな事態になっても葛城の胸の中ではなくスイカ畑を選び、シンジくんを諭してくる加持さんって、生身の人間というよりか、シンジくんを戦闘へ向かわせるための概念みたいだな。アスカはスプラッタに遭い、レイは自爆を図る。「私が死んでも代わりはいるもの」のセリフが出てくる。トウジはひとまず元気そうだけど、ケンスケとの通話は盗聴されている。
予告編は言っていることも映像もヤベえな。そしてシンクロ率400%超えとは一体……?
レイの特攻からの加持さんの語りは何度観てもジーンとくる。
「だが君には、君にしか出来ない、君になら出来ることがあるはずだ。誰も君に強要はしない。自分で考え、自分で決めろ。ま、後悔のないようにな。」
シンジの必死の叫びに初号機が反応して覚醒?
最初からシンジに選択させることもやろうと思えば出来たはず。それをさせないというのはつまり、トップが信用ならないということ。碇ゲンドウはシンジの心理と行動は予想出来てもシンジを息子として愛してはいない。そこに父としての愛が介在しない歪な親子関係。彼の選択を促す役目がスパイである男であって保護者でないところ、友人ですらないところがシンジの孤独さを浮き彫りにする。それでも死なせたくない人のために「乗る」「戦う」「殺すかもしれない」ことを選択するシンジの強さ。そして初号機のおぞましさを喜ぶ碇ゲンドウのおぞましさ。もうこれはヒトコワだよ。
・トウジは生きていた!→しかしトウジが見つめているのはヒカリではなく妹のほう
それでもトウジにとって一番大切な妹のことを、ヒカリに委ねてくれたのは救いだったかもしれませんね。
ヒカリも一番にはなれなくても、これなら納得でしょう。
・加地があそこに都合よくいたワケ→ゲンドウの指示?
わざわざシンジの前に現れたのは、やはりゲンドウから指示があったからでしょうか?
だとしたら二人の関係を見抜き、アドバイザーとして加地を向かわせ、シンジを復帰させたのですから、ゲンドウのファインプレーと言えるでしょう。(そしてゲンドウが思ったよりシンジを見ている証左とも言えるかと)
・『ゲンドウを許否』する『彼女』→16話での登場もあわせ、初号機=ユイが確定か?
実際に多くの考察で初号機=ユイ説を見てきましたが、この回でほぼ確定と言えるでしょう。
父と息子の物語にしっかり母も絡ませ、さらに男と女の業も描く……すごい物語ですね。
エヴァ初号機が覚醒する話。
アスカとレイが第14使徒にやられているのを見て、エヴァに乗る気になったシンジ。
覚醒すると使徒を捕食し、まるで獣のように戦った。
個人的に今までで一番面白い話だと思った。
再びエヴァから逃げることを決意したシンジ。それは自らの手で友を殺しかけたから。
しかしその行動によって再び友を死に追いやる。
もうこの14歳には逃げる場所がない。向き合うしかない。その決意を感じる碇司令への嘆願。碇司令はこれを狙っていたのかもしれない。
エヴァはもはやシトじゃないか…ならシトってなんだ。そう考えてしまうと答えは絞られてくるね。
ハジマタwww(茶渡さん風
使途を喰ってる! 拘束具が壊れ、初号機の覚醒と解放
パイロットとしてのシンジくんの決意。盛り上がってまいりました
ベッドのトウジの左腕・脚が、よく見ると欠損
アスカが戦うときに、エヴァの武器を地面にいろいろ刺して準備は、「七人の侍」の菊千代のオマージュかと
降りたり乗ったりのシンジにはイラつくくらいに、よくできています