☆☆☆☆(4)
みんなの心の総集編みたいな感じだったけれど、ミサトさんの過去の気持ちが改めて知れてよかったな。継ぎ接ぎをセロテープでとめた肖像もよかった。加持くんとアパートにこもっていた夏の一幕も。こうして見ると加持さんがめちゃくちゃ優しい人に見えるけれど、それはミサトさんの主観を通しているからなのかな。
第22話でアスカが使徒に精神汚染をされたときに「汚されちゃった」って言っていたことといい、リツコさんに潔癖を非難され「不潔……」と口にするマヤといい、マヤを非難し自分の肉体が他人にどう扱われようと気にしないと言うリツコさんといい、他者と関わること、そのことで自分が汚くなること、でも汚さも含めて他人に知ってほしいということ、そのような事柄すべてに付随するあれこれが生きるということ、みたいなことを伝えたいのだろうか。サイケデリックシンジくん。人類補完計画が始まったことでみんなの心が触れ合い始める。体育館のような場所で。
第24話でアスカは入っていた破壊された民家のバスタブってヒカリの家なのかと思っていたけれど(その前にヒカリの家に泊まっている描写があったので)、ミサトさんがペンペンに「洞木さんの家に行くのよ」って言っていたことを考えると、ヒカリの家は無事で、徘徊していたアスカが破壊された民家のバスタブに潜り込んだっていうことなのかな。
シンジ編
「自分が他人から求められることをただ望んでいるだけじゃないの。人から幸せを与えられようとただ待ってるだけじゃないの。偽りの幸せを。」
レイ編
「私はこれまでの時間と他の人達との繋がりによって私になったもの。」
「みんなの心の中から消えるのが怖いのよ。」
「あの人に捨てられる日を待っていたのに今は怖い。」
ロールシャッハテストの絵。
「閉鎖された自分一人が心地良い世界を君は望んだ。自分の弱い心を守るために。自分の快楽を守るために。これはその結果に過ぎないわ。閉塞された空間ではあなた一人の世界では、人は生きてゆけないもの。でもあなたは世界を、自分を取り巻く世界の閉塞を願った。嫌いなものを排除しより孤独な世界を願った、あなた自身の心。それが導き出された小さな心の安らぎの世界。この形も終局の中の一つ。あなた自身が導いたこの世の終わりなのよ。」
こういう、心理世界の描写大好きです
・とつぜん舞台演劇が始まってビックリ!→ご丁寧に劇場の様子まで描く凝りよう
・ヤマアラシのジレンマを抱えていたのはシンジだけじゃなかった→人との付き合いかたがわからないキャラクターたち
・性を直接見せずに生々しく描く演出力→シンジの軽蔑する目と、ミサトの叫びが辛い
キャラクターの心理描写をひたすら語る回。シンジ、綾波、アスカ、ミサトさんと。シンジは認められたい。他者の中に評価軸があり、他者の中に存在理由がある。それは人から幸せを与えてもらうのを待っている状態とも言える。綾波レイは偽りの存在。それでも人とのつながり、絆で形作られてきた。ただ、本当の自分は?そこは無意識的に避けている
人類補完計画について、ざっくりとした認識。心の空白が心の飢餓を生み出し、それが不安や恐怖を生み出す。そこで、心を一つにまとめて、お互いがその空白を補完し合うというもの。ここから、お互いの心にいるお互いが語り合い、曝け出す展開に。ミサトさんは「男」について。ミサトさんもまた承認を求め、心の喪失を埋めるため、刹那的な行動をしている。アスカとアスカの母はどうやら父に捨てられ、そのショックで母は精神を病み、アスカと無理心中を試みた。母は一人で首を吊った。みんなが嫌になった。独りで生きる。独りは嫌
見捨てないで、捨てないで、殺さないで
これが人類補完計画。ここからちょっとわからんが、要はこうやってお互いの心を強制的に曝け出して、そこから自分の選んだものがシンジにとっての事実という認識になるということなんか。それは数ある真実の中の一つ
極端に語られるだけの精神世界
でも俺は 分からなくても
こういうのが大好きなんだなぁ…(涎
人類には早すぎる。
25年前の悪夢再び。
そうか補完計画始まったか・・・ほとんどアニメーションできず。いっぱいいっぱいだったのだろう。
見ていて眠くなった。もう作画とかそういう問題でもないし。アニメじゃなくなって登場キャラクターにポエム風に作り手のプロットを言わせているだけだからね。
そして予告編_(┐「﹃゚。)__
万策尽きてる。
初回放送リアタイだったけど、この翌日はクラスの話題が持ちきりだった。
原画に吉成曜の名前を確認
「人類補完計画」
人の隙間を埋めるのは人
観測者によって自分の存在がある
な感じ?
結局全員同じ。
恋愛、友情、絆。自らの心の穴を埋め合おうとする。
なんだか総集編のような内容。