思ってたよりだいぶ面白かった!ただ1話が一番だったみたいな感じになりそうで心配
90分って長いなぁって思ったけど、先行劇場公開されたのがこの第1話と。
90分を1〜3章って区切ると章ごとに作品のカラーが二転三転して先が読めない面白さ。これを30分枠でやっちゃうとカラーが変わりすぎて視聴者掴むのは難しくなるね。とくに2話切りする人は。
この1話がプロローグで2話からが本編って感じだけど、さすがにこのあとはカラーが二転三転することはない、かな?
愛を知ると書いて愛知
いやぁ~面白い!!!!!!!
これが最近見られてなかった動画工房さんの本気だなぁ。
ストーリーは前評判通りな上で、作画に構成、展開、テンポ感、キャスティングと何をとってもしっかり作り込んであるのが目に見えて傑作だなぁ。
個人的に気に入った点は2点
1点目は90分放送というなかなかない長尺の第一話という構成。なぜ3話分の尺を確保したのか、それは主人公が芸能界へ入る決意の説明を明確にするためという強烈なメッセージが伝わってくる第一話になっていたのがとても印象的。自分も原作をチラッと読んだことがありますが、電子コミックの無料版や割引版はこのアニメ第一話分までだったなぁと思い出しつつ、だからこの作品はここまでがプロローグで、アニメ作品としてもその意志を汲んでいるんだろうなぁ。だからあるべき形に収まっていて第一話としての納得性が高い。
2点目はまぁ特記する必要もないほど印象的なアイの死に際のシーン。嘘ばかりの自分に嫌気を感じていたアイドルになる前の自分を肯定してくれた社長が言い放った「ウソが本当になる」というその言葉を糧に人を愛するという想いを本当にするために続けてきたアイドル活動の突然の悲劇。でもそんな悲劇があったからこそ、アイは本心から自身の子供への愛を初めて自覚できた上で、この子たちの将来を見届けることができないという寂しさを抱きつつ絶命すると。アイにとってはこの最期は彼女にとっての「愛」の一つの終着点でもあり、無念でもあるという感情ぐちゃぐちゃな強烈的なシーンでした。素敵。
そしてそんなアイを最期まで見届けた上で、己の使命を認識する主人公。誰が父親で黒幕はその父親なのか。こういうバックボーンをしっかり描いてくれたからこその次回へのカタルシスがエグイ。楽しみだなぁ。
相当気合いの入った第1話
嘘はとびきりの愛
空の星と瞳の中の星
群がる蛾
アイドルを取り巻く芸能界
早熟ベイビー
倒れることに慣れた身体
白い花束と血