マチュ関連の描写は尺の足りなさを感じて(「シュウジが何者か問題」は気にはなるけど、そこまで欠点だとは思わない)、そのせいで「ニュータイプとは今日より強くなる者」という言葉に説得力が足りていなかったのが惜しい。「マチュは不殺を貫いて偉かった」という意見をよく見たものの、「マチュは基本的に蚊帳の外だったので結果的に殺生せずに済んだ」というのが実情だと思う。
だが、それ以外はバシッとキメてくれた、涼やかでいい最終回だった。
鶴巻監督たちぬ振り回され続けた3ヶ月の熱狂は、生涯に何度も味わえるものではなかった。ありがとう、ジークアクスに携わったすべての人達。