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良くない

デスゲーム系として期待して見た『多数欠』第1話。心理戦や設定の面白さは伝わってくるものの、映像演出や構成の面で少し「引っかかり」を感じるスタートでした。

特に気になった3つのポイントを挙げます。

1. 暗転挟みの基準が謎?テンポを削ぐ「黒画面」

場面転換の際、一瞬黒い画面(暗転)を挟む場合と、そのままカットが変わる場合があります。
「何か特別な意図(時間の経過や視点の切り替えなど)があるのか?」と思って観察していましたが、見たところ法則性があまり見えず、ランダムに使われている印象を受けました。
テンポ感を出すためなのか、尺調整なのかは不明ですが、頻繁に挟まれることで没入感が途切れてしまい、少し気になってしまいました。

2. 心理描写の「溜め」が足りず、緊迫感が素通りする

鬼気迫る心理描写や極限状態の葛藤を描こうとしている姿勢は大いに評価したいところです。
ただ、画面の展開やカット切り替えがあまりにも早すぎる。
キャラクターが追い詰められている命がけの状況なのに、感情を噛み締める「溜め」の時間がないため、視聴者側に緊迫感が波及する前に次のシーンへ素通りしてしまいます。原作の尺を消化する大人の事情もあるのかもしれませんが、もう少し間(ま)を意識した演出が見たかったのが本音です。

3. 謎が散らかされたまま置いてけぼり感

第1話ということもあり、怒涛の勢いで世界観や設定、謎が提示されます。
しかし、視聴者が状況を理解したり「どういうことだ?」と考察したりする余白がないままどんどん話が進むため、「謎にワクワクする」というより「置いてけぼりを食らった」という感覚が勝ってしまいました。

総評

設定や「多数決で人が死ぬ」というコンセプト自体は非常にスリリングで魅力的なだけに、演出のバタつきや尺の詰め込み感が勿体なく感じられた第1話でした。
とはいえ、ここからルールを使った本格的な頭脳戦や心理戦が加速していくはず。2話以降、この演出のテンポ感が改善され、ストーリーの面白さがしっかり噛み合ってくることに期待したいです。



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