あまり恋愛要素はないですが、「前世の医療知識で無双する」という点がこの作品の魅力です。
主人公の行く先々で病人が続出してしまうのは、作品のコンセプト上、ご愛嬌といったところ。作中に専門的な医学用語が連発しても異世界側がそれをすんなり認知できたり、医療機器がなぜか完璧に揃っていたりと疑問の残る部分はありますが、ファンタジーですし「まぁいっか」と割り切って楽しめます。
どこかで聞いたことのある医療用語が出てくるたびに、「これってどんな病気なんだろう?」と、ついつい自分で調べてしまうくらいには面白い作品です。
この作品の魅力は、元・天才殺し屋のおっさんが中学生の体になり、正体を隠しながら学園生活で無双する「スニーキングミッション」的な面白さにあります。
登場人物たちも非常に魅力的。時に説明なしで超常的な展開が起きることもありますが、それすら気にならないほどキャラクターが立っているので、ぐいぐい読ませてくれます。