複雑な伏線や重厚なストーリーがあるわけではありません。カンナと親子の問題、他の竜との諍い、そして黒幕の暗躍……といったトラブルも、小林さんたちの協力で解決し、最後はあっさり平和に仲直りします。
しかし、この「何も起きなそうで、ふわっとしている」独特の空気感こそが、本作の最大の魅力だと感じました。
作画のクオリティは文句なし。アクションシーンも非常に申し分ない出来栄えです。
何より、あの「ポテッとした愛らしいフォルムのキャラ」たちが、画面を縦横無尽に機敏に動き回るギャップは見応えがあり、高く評価したいポイントです。
最後のエンディングには思わず脱帽。「小林さん」って、そっち(幸子さんの)かい!とツッコミを入れてしまいました。
宇宙を舞台にした賞金稼ぎの物語を描くスタイリッシュハードボイルドSFアクション。
この作品の面白さを説明するために、自分の語彙力が絶望的に足りない。言葉を尽くそうとするほど、この作品の粋な部分がこぼれ落ちてしまうような気がする。
伏線は回収されないまま次の展開へ。どうやら私は名探偵コナンではなく、別の何かを観ていたのだろうか。
途中で「一緒に解決しよう」と現れる新キャラは、結局「誰やねん」状態。本編キャラだとしても影が薄すぎだし、いつの間にかフェードアウトしていて笑うしかない。
既存キャラの使い方も、ただ「顔見せ」して終わるだけで悲しすぎる。壮大な伏線があるわけでもなく、仕掛人の動機はスカスカ。犯人が探偵を狙う理由も、そこに怪盗キッドが必要な理由も不明。
10周年のお祭り騒ぎに、脚本が置いていかれたような一作。
とにかく世界観の作り込みが凄いです。特に魔物の生態設定が細かく、「あの架空の生物を料理したらどんな味がするのか?」という長年の疑問に、これ以上ない説得力で答えてくれました。元ネタへの造詣も深く、設定の凝り方に感激します。
出てくる料理はどれも本当に美味しそう!日常、戦闘、そして料理パートのバランスが絶妙で、TRIGGER制作によるテンポの良さと作画のキレも相まって、最後まで全く飽きさせません。
ようやくファリンを見つけたものの、本当の救出はここから。次シリーズでの展開が今から楽しみで仕方ありません!