コンテスト決勝の結果は順当というところ。
ポピパはいつもの調子、主役はRASだった。
一時的とはいえ、パレオの脱退は予想外であり
この件でチュチュが過ちを認め
バンド内の不和は収束に向かった。このシナリオは
企画チームの間で意見が分かれたかもしれないが
悪くない落とし所を探り当てたと思う。
競合するグループへの敵対的言動を繰り返し
それに周囲が気遣う構図は歪みをはらんでおり
コンテスト途中経過の好成績に増長し
仲間への同調圧力に及ぶに至った状況には
これを打破するため「劇薬」が必要と感じた。
離反が無ければ、和解に至らなかっただろう。
六花とマスキングが行方知れずのメンバーを捜す場面は美しかった。
悪くない出来なのだが、最初のTVシリーズ(1998年版)
と比べてしまうと見劣りする。
当時、原作と展開が異なることで賛否両論あったのだが
あれはあれで好アレンジだったといえそうである。
とりたてて新作に欠点があるとは思わないが、
旧作を再評価する機会になった。
殺伐とした展開が延々と続く、陰鬱なストーリーだが
所謂「精神世界」へ視聴者を引き込む演出は巧みである。
主要人物は裏稼業に身を投じ、当初は悪事に荷担するも
仲間を守ろうとしたがために、雇い主に敵視され
組織から追われる身となり、複数の世界を巡って
駆け引きが繰り広げられる。
すでに廃人と化し、死人同然に扱われていた者と
再会を果たせるかもしれない、と匂わせた場面で幕を閉じるが
現世では破滅同然の日常を送る者たちが、いかにして
精神世界に活路を見いだすか、その先を知りたくなった。
https://abema.tv/video/title/189-17
https://ch.nicovideo.jp/hanakokun
https://tver.jp/series/sr3p54ldhy
https://fod.fujitv.co.jp/title/5c35/
https://www.amazon.co.jp/dp/B083QZ94P8
https://www.b-ch.com/titles/6804/
https://animestore.docomo.ne.jp/animestore/ci_pc?workId=23159
https://www.nicovideo.jp/series/89031
作画と劇伴は良い出来だったが
ほかの要素はネームバリューでどうにかしている
という印象だった。
シリーズ初登場のキャラクターに
感情移入が湧かない理由は
幼稚な者と冷酷な者しかいないからだろう。
パリコレモデルを志望するヒロインの低身長を理由に周囲が
反対する、という本作の中核を成す設定について述べたい。
「低身長はモデルになれない」と思われがちであるが、
その理由を考えたことがあるひとはいるだろうか。
それは「ファッションモデルが、衣装やアクセサリーの
広告塔として扱われているから」である。それゆえに
「商品の見栄えを良くするには、モデルは長身が望ましいだろう」
という憶測に基づく、商業主義的な理由なのだ。
しかし、ジュニア向けのファッション誌が存在する以上、
この理屈は破綻している。
モデル事務所か出版社らしい面接で
千雪がすんなり受かったのは、そのことを示唆しているといえる。
(担当者が父親の人脈を利用しようと考えてのことである可能性もあるが)
パリコレはハードルが高いだろうが、モデルの道は可能だろうと思った。
(経験は積んでいるが人柄は難がある先輩というポジションの)綾野は
都村の家庭の生活水準を考慮せず、費用を惜しんだことを批判した。
コンクールの課題だから、精度が重要なのだろうが
商品化を目指すなら、コストは重要なファクターだろう。
綾野家のような、貴族然とした一族がファッション界に君臨しているなら
ユニクロのようにコスパ重視の業者の天下は、これからも続くのだろうなと思った。