キャラよし、雰囲気よし、 ストーリーよしと三拍子揃った良作。
ただエピソードは全体的にあっさりとしていて終わり方が拍子抜けなものばかりなので、同じ原作者の氷菓レベルのものを期待するとやや肩すかし意味。愚者のエンドロールやクドリャフカの順番までたどり着かずに終わった氷菓、といった印象。
とはいえ十話で終わったので、そのあたりは第二クールに期待したくなるくらいには完成度は高い。
キャラクター面では特に主役2人が両方とも曲者で大変面白かった。どこかで「ホームズとモリアーティが転生して一般学生のふりをしているよう」といった評を聞いたが、なかなか的を射ているように思う。
作画も細かい表情が非常に繊細に表現されており、言葉なしでも登場人物の感情が豊かに伝わってきた。
ちょくちょく挟まれる心象風景のような演出は、面白いが場面転換との差がわかりづらくて混乱することもあったので、色味を変えるなど何らかの一工夫が欲しかった。
第二クールを最後まで見たら名作になる予感もするくらいのポテンシャルはあった。
それはそれとして、ここまでハイレベルにまとめておきながらOPとEDが両方ともやけに下手なのはなんなんだ…? 楽曲は合っているのだが…