映画だからといって強い特別感があるわけでもなくいつも通りのきんモザ。
原作未読だが、特に尺の短さや詰め込みは感じなかったのでとてもうまく構成しているのだろう。
特筆すべき点はないが、最後はなんだかんだ言って今までの積み重ねもあってほろりとしたので、締めくくりとして良い映画だったと思う。
キャラよし、雰囲気よし、 ストーリーよしと三拍子揃った良作。
ただエピソードは全体的にあっさりとしていて終わり方が拍子抜けなものばかりなので、同じ原作者の氷菓レベルのものを期待するとやや肩すかし意味。愚者のエンドロールやクドリャフカの順番までたどり着かずに終わった氷菓、といった印象。
とはいえ十話で終わったので、そのあたりは第二クールに期待したくなるくらいには完成度は高い。
キャラクター面では特に主役2人が両方とも曲者で大変面白かった。どこかで「ホームズとモリアーティが転生して一般学生のふりをしているよう」といった評を聞いたが、なかなか的を射ているように思う。
作画も細かい表情が非常に繊細に表現されており、言葉なしでも登場人物の感情が豊かに伝わってきた。
ちょくちょく挟まれる心象風景のような演出は、面白いが場面転換との差がわかりづらくて混乱することもあったので、色味を変えるなど何らかの一工夫が欲しかった。
第二クールを最後まで見たら名作になる予感もするくらいのポテンシャルはあった。
それはそれとして、ここまでハイレベルにまとめておきながらOPとEDが両方ともやけに下手なのはなんなんだ…? 楽曲は合っているのだが…
見た目に反してとても上質な群像劇系サスペンスミステリー。
ストーリーや雰囲気は素晴らしく、評価も「とても良い」としたかったが、どうしても一部キャラに共感性羞恥を感じてしまい見ていられず、個人的評価としてそこまで届かせられなかった。
具体的には樺沢、柿花、ホモサピあたり。本当に苦手でちょくちょく一時停止したり飛ばしたりしてしまった。
だが、そのあたりを我慢してでも見るだけの価値はあった作品。
先が気になる展開も多く、その一方で軽妙なトークやちょっとしたロマンスで笑えたりほっこりできる部分もあるという、バランス感覚が素晴らしかった。
ともすれば沈鬱な雰囲気になりそうな内容であっても、気の抜けるような動物の見た目と相まって、そこまで身構えずに見ることができた。
最終話のあのツッコミはある意味でこの作品を象徴する一言だと思う。
総じて、非常によく作られた上質な作品だった。
ソシャゲのガチャについては「そうはならんやろ」って感じでしたが(普通ガチャを引いたときには既にサーバーに記録されてる)。
評価の難しい作品。
話の大筋としてはわりと面白いし、登場人物たちのキャラを深掘りするそれぞれの話はよくできていた。前2作の映画と同様に謎の勢いや過剰とも言える演出でやたらと多幸感をぶち込んでくるショーの数々は健在だったのでその部分は評価したい。
シンやエーデルローズの面々の視点から鑑賞していたら王道のストーリーと強い感情、そして派手な演出のプリズムショーがたくさんつまった良作シリーズだったと思う。
ただRLから時系列的に繋がっている作品として見ると、プリズムワールド周りの後付け設定(元からあったのかどうかは不明だが)がいささか不協和音で興ざめに感じた。
整合性はおおむね取れていると思うが、 RL時代はふわふわメルヘンちょっぴりブラックなよくあるおとぎの世界として描かれていたプリズムワールドについて、別作品でこうもはっきりとブラック体質のろくでもない世界だと描写されてしまったことで、ロマンやワクワク感が消え失せ、世界観の底が浅くなってしまったように思える。
もちろん対象年齢が大きく異なるので方向性が違うこと自体に異論はない。
だが、シリアス感を強めようとして、昔からよくある「子供向け作品の裏側に実はこんな黒い設定があったんだぜ~」的なノリの典型例をやってしまってるなという印象を受けた。
作品単体として見ると出来が良いだけに、原作の調理方法がもう少し違えばなと思ってしまう。とても惜しい作品。
まあこの作品で設定を気にしてる人なんてほとんどいないと思うが…。
プリズムの煌めきを脳髄に流し込まれる…!
話の本筋自体は単純なのだが、観客の追随すら許さない恐ろしい勢いと思い切りの良すぎる演出で色んな事に説得力を持たせてくる力技が凄まじい。
要所要所に過去のプリティーリズムシリーズの要素やオマージュした展開を挿入しておりファンサービスも重点。
むやみやたらと満足度の高い作品だった…。