サービス開始日: 2019-08-01 (1940日目)
話題作でしたが、放送当時数話だけ見て放置していました。Netflixで配信されていたので、一気見しました。
序盤は良かったのですが、美馬が出てきた辺りからストーリーが何だかおかしくなってきて、だんだん何でもありな話に。こっちもだんだんどうでもいいや、という気分に。私欲だけで動く美馬に、なぜあんなに多くの家臣が付き従っているのか謎です。動機の描写が無いので見ているこちらには理解不能な動きにしか見えません。
作画が化け物クオリティなだけに既視感のある強引ストーリーが本当にもったいないです。
声優の演技は良かったです。主演の畠中さんはまだ若い感じはあるものの、ある意味声優らしくなくて自然でした。
ですがBGMは…。澤野さんの歌入りの楽曲は使う場所を間違えるととんでもなくダサく聞こえます。ギルティクラウンなどは良いなと思いましたが、今回の作品は流れるシーンと相まってダサくなっているように感じました。インストゥルメンタルは悪くなかったです。
結末が本当に微妙なので、全体的には普通でした。
作画だけでは判断できない作品です。見どころは十分ありです。
やっぱり作画映像と各所で言われていますが、確かに本当に酷いです。Windowsのムービーメーカーでも作れるような紙芝居で、もはや口パクと歩行しか動きがない程です。演奏シーンは顔アップだらけ。でもその顔すら作画が良いとは言えません。線のタッチも一期とは微妙に違います。クレジットを見たら外国人の方の名前が多数で、なるほど、と思いました。
ですがストーリーが悪いわけではありません。キャラクターの魅力も個性もとても愛らしかったです。ピアニスト達の過去は、苦労した人なら絶対に深く共感できる描写です。が、話をかなり端折ってるようでしたので、描写自体は多くありません。
漫画で読めばきっと最高の作品だっただろう…と。しかし音楽モノだからこそアニメがぴったりのメディアなのに、もったいないです。
ピアノが一流の演奏なのは間違いありません。その演奏に負けないように、劇伴もクオリティは高いです。
もはやこれはショパンのミュージックビデオアニメと受け取ればいいのでしょうか…。
全体で作品を悪く思うことはできませんでした。映像と音楽の差があまりに大きいので、全体評価は普通としました。
クラシックを習う小学生なら楽しめるかもしれません。
ギャグ魂を正しく表現したアニメです。シリアス展開に移行するかと思いきやギャグに引き戻される手腕はお見事。永遠にギャグを見ていたい顧客の期待を絶対に裏切りません。
基本的にずっと掛け合いなので、台詞を楽しむアニメだ思います。主演の古賀さんと古川さんはすごく達者なので笑わせようとする台詞でなくても笑えます。ナレーションの青山さんも素晴らしい。
作画は安定して綺麗です。時々起こる顔芸は上手いからこそとても楽しく見られます。
音楽は80年代のドラマのようでちょっと古めかしく感じるところもいいし、OPはチカっとチカ千花までいい曲でした。
笑って過ごせる時間を求める方はぜひ!という作品です。