思春期症候群というSFチックな要素が前面に出がちだが、登場人物たちの生活や人生観にリアルさも感じられるのがこのシリーズの魅力だと思っている。
今作もそれを感じる場面が多かった。
スクールカウンセラーって理想だけじゃなくてきちんと現実を伝えてあげないといけないから、時には嫌われる立場にならないといけないのが辛い。
やっぱり峰ヶ原に行きたいという花楓ちゃんに対して、願書という形で答えを用意してるのあまりにもイケメンすぎる。
麻衣さんにジェラっちゃうのもちょっとわかるかも。
多分1人だったら押しつぶされちゃうそうだが、一番身近にいるお兄ちゃんが味方でいてくれるのは心強いだろうなぁ。
花楓、やっぱり"かえで"のこと抱え込んでたか。日記もそうだし、周りの人から自分に向けられる感情も"かえで"の存在ゆえと感じてしまうと辛いよな。
そして「もう一人の私のほうが良かったんでしょ」はあまりにも重い。
よく言葉を押し殺したが、あのとき咲太はどんな感情だったんだろう。図星ではないだろうが、前のかえでが大切だったことも事実だし、
花楓にそう感じさせてしまっていたことへの罪悪感的な思いもあったんだろうか。
どちらが良いではなく、過去の自分がいたからこそ、今の自分がある。
最終的には、かえでに囚われることなく、花楓の気持ちで歩み始めた。
そしてCパートで次作への伏線もきっちりと貼って終幕。良くできてるなぁ。