高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。
三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。
そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。
「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」
それは花楓にとって大きな決意。
極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。
『かえで』から『花楓』へ託された思い。二人で踏み出す未来への物語。
妹の続きを見れてよかった。
今回は花楓さんの進路とそれに影響する思春期症候群のエピソード。中々に重かった。
進路とは花楓が中学を卒業後、咲太や麻衣さんと同じく峰ヶ原高校を受験するかどうかというものだが、ここで花楓ではなく「かえで」が絡んでくる。
「かえで」の影を追っていた花楓は自分の望む進路を進まず、「かえで」のように皆から望まれる妹としてありたいとの思いから「かえで」が望む峰ヶ原高校を受験するとし例の痣が... そこでの「自分よりもう一人の自分の方が良かった」という吐露には咲太も堪えるものがあったと。結局、二人とも大事な妹とのことで、花楓は自分を肯定し自分に合った進路を進むことに。
自分の存在価値が見いだせないときって何かに自分の価値を縋ることってよくあるよね。自分も中学生の際に同じく存在価値が見いだせなかったが故に「日本」に縋ってネトウヨ化するという黒歴史があったしね... 花楓さんの場合は二年間の空白が自分の存在価値に疑問を見出して、二年間頑張っていたもう一人の自分自身に縋ったと。
思春期症候群というのは、現実に実際にあるものを分かりやすくSF風に表したのかもしれない。これにおいては、「自身の価値の喪失感」を痣で表現したと。
高校受験を舞台に花楓ちゃんの苦悩が鮮明に描写されていて、毎回青ブタはグッと来るものがありますが今回もなかなかでした
特に気丈に見えても不登校のトラウマとかえでと花楓の違いに花楓ちゃんが悩む部分はかなりでした
最終的の進路選択で花楓ちゃんが自分の意思でこうしたいと選択したところはとても良かったです
作中、次期作の話も交えてあったので、12月のランドセルガールも楽しみです!
原作既読
落ち込んだ花楓が、一日の出来事を順番にじっくりと咲太に教える様が現実味を帯びていて辛かった。
そして、上げて落とすのを得意とするシリーズの特徴を強調して、今回の本筋以外でドSな布石を組み込んでいたのは面白かった。
登場人物の格好のレパートリーが増えていて、久々の映像化で映画2作の前半の話でも画面の変化で観る側を楽しませる工夫がされていて良かった。特に麻衣の和装にビックリした。
スイートバレットで声優交代したメンバーがいたようで、ライブの雰囲気が全体的に一新されていた。それよりも、自分は鹿野琴美の声優変わったのかと思っていた。
今回は思春期症候群の謎を解き明かすというミステリーものというよりは花楓とかえでの成長がテーマになっていたので,家族ものの作品を見るときのような暖かい気持ちになった
結局花楓もかえでもお互いがお互いのことを尊重し尊敬するあまりに憧れだったりなりたくてもなれないという気持ちに悩まされていたけど,花楓もかえでもどちらが良いとかじゃない,みんな違ってみんないいんだ,2人とも咲太の妹なんだというのがすべてだと思った
そこをちゃんと気づかせてあげられる咲太だったり,周りの人たちが暖かくて心底良かったなあと思えた
後はみんなと同じが良いという感情に折り合いをつけられるかというので,これは自分たち一般社会に生きていてもとても難しいけど,特に進路とか人生の決断においては人と違うことを選択することが自分のアイデンティティになったり新たな扉を開ける可能性を秘めているから,そこの勇気をもらえて背中を押してくれる作品というのは素晴らしいなと思った
後はランドセルガールへの伏線もいくつか張られている感じがして続編が楽しみになってきた,花楓はちゃんと自分の進路に向き合うことができたけど,咲太自身の進路はどうなのかとか梓川家の関係性の奇妙さだったりとか
青ブタはキャラデザとか作画演出もとても好みでそれだけでも見てよかったと思える作品です
三つ編み赤縁メガネ麻衣さんの破壊力
TVシリーズ第3話でハートをグッと掴まれた作品。
初めてラノベを買った作品。
「ゆめみる少女の夢を見ない」は鑑賞回数2ケタを記録した作品。
本作は期待せずにいられなかった。
増井壮一監督,原作小説を上手に映像化してくれてありがとう。
あと何回観るだろうか。
スイートバレットの「BABY」はもうお蔵入りだろうな。
内田真礼雨宮天はいいとして,残りは22/7勢だけど契約解除になったのがいるからなあ。
花楓回が一番好き。
ずっとかえでとは違うって悩んで思春期症候群とも向き合わなきゃいけなくて、よく頑張ったなあ。
咲太のお兄ちゃんとして頑張るところも麻衣さんたちが年上として手助けするところもいい。
みんなで花楓の成長を見守ってる気分でほっこりした。
映画館で観てきました!
今回は妹の花楓を中心としたストーリーとなっており、とても好きなキャラクターなため楽しんで観ることができました。
音楽は前回の映画と同じようにアニメのEDを歌う形で。ただ花楓とかえでが歌っており、そこはすごく良かったです!
映像は今までの中で1番良くなっているのではないでしょうか。キャラクターの作画のバランスがとれており、安定していたと思います。
ストーリーはいつものようなとんでもない波乱が起こるという形ではなかったですが、花楓が自分の道を決めていく姿が描かれており、十分感動しました!
次回のランドセルガールも楽しみです!