CRYCHICのお話。それはズレていて孤独な燈の居場所になってくれたもので、祥子が言ってくれたように燈の心の叫びを受け止めてくれる場所のように映っていた。だから、初めてのライブも何もかもが、燈にとってのかけがえのない青春になっていた。
だけど、祥子との離別で全てが壊れてしまって。最後に残ったのは、なんだか最初から全部間違っていたような感覚だったようにも見えていた。
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