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全体
良い
映像
普通
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

人間とhIEと呼ばれる人工知能搭載人型AIとの関係性と在り方、未来の創造をテーマとしたSF
基本的にこの物語を動かしてるのはhIEの方でその動向を人間が後追いする形で進んでいくのだが、常に人間とモノとの関係性についての思考が張られていて一概に人間がモノを使うだけに収まらない構図についてのクローズアップがこの作品の持つ個性だと感じた。人間にしかできないもの、モノにしかできないものという区別がはっきりとつけられているからこのお互いの境界を設置して優劣をつけたがるそんな人類たちに対するアンチテーゼが良く効いていたと感じた。
この社会を発展させ未来へ繋ぐのは人類であるが、AIを発展させたがあまり未来を考える役割などを一任し委ねた結果、その空想を実行に移しているのはhIEの方が先であったという皮肉もまた面白い。現状をより良くしようとする人類と、未来にまで視野を向けているhIEの対比などもとても興味深い。
そしてこの作品に出てくる「アナログハック」という要素が個人的にとてもいい設定だと感じていて、見る側に意味を付随させ錯覚を覚えさせる仕組みが見た目や行動などといったところから付け込んでいきあたかも人間であるかのように見せる擬態が明かさせる瞬間の衝撃は前半の振りや所々に感じていた積み重ねた関係値(信頼)が恐怖に代わる瞬間であったのでとても揺さぶられた。またこのアナログハックは姿かたちを変えて我々の現代社会にも紛れているというメッセージ性も強く感じられ人類の繊細な『心情』を簡単に騙すそんな恐怖の概念だったと感じた。
またそんな信頼関係を築けるという振りがあったからからこそ機械(AI)がオーナーの命令によって行動を実行するこのシステムを逆手に取ってhIE側がオーナーを操るという行為に複雑な感情を抱くことになった。
そしてこのアニメではhIEやAIの発展した未来が舞台だが、そんなモノでも使い方によっては吉ともなるし凶ともなる、結局はそれを使う人の性能やモノとも向き合い方が1番重要であるというこのメッセージを序盤から「道具がくだらない意味しか持てないのは用途がくだらないから」という紅霞の発言を二重底のように設置していて、これをラストの共存の未来への発展の布石としていたのはとてもよかった。
放送当時とてつもない過密スケジュールの中24話最後まで走り切ってくれた製作陣には感謝でいっぱいです。(粗い映像の中でも世に出そうと必死に作った努力感じられました。)
粉うことなき傑作でした。



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