量産されてるせいで箸にも棒にもかからない作品が多い異世界転生モノの中、これはわりと面白かった。
その文明レベルで本がそこまで普及しないのはおかしいやろ!というツッコミさえしなければ。
人生の結構な時間をCivilizationとかいうクソゲーに費やしてる私としては、
刺さらないはずのない覇権アニメなのです。
あとは風呂敷のたたみ方がどうなるか、たぶんこんな大風呂敷はたためないだろうと諦めながら見てます。
最終的にどうなるかがわかってる話を描くというのはなかなか難しいように思う。
シャアは人気キャラだし、期待を裏切ってイメージが崩れてしまう可能性もあったはずだが、うまく作れてる。
ただ、良くも悪くも富野っぽさは皆無だなーと。
家族関係をテーマにして若年層の心を掴み、大正という時代設定でおじさんを釣り。
ストーリー自体はシンプルで悪者退治の水戸黄門的な話なので普段アニメを見ない人にもわかりやすい。
あ、人情モノで老人も釣れるのか。ついでに、作画がかなりいい。
そりゃあヒットするわけだ。
学校で勉強して、脱落せずに優秀な成績を残しても、最終的には就職して苦役を課されるという現実社会への批判に見えて、
実は脱走したほうが大変なんですよーという二重構造が面白い。
和風ダークファンタジー。
手塚治虫はほんとにいろんなジャンルの作品を描いてて、ストーリーテラーとしての能力がずば抜けてる。
でも原作は不人気で打ち切りになってるので、テーマが時代と合わなかったのだろうか。
個人的に手塚治虫は漫画界のビートルズだと思っていて、彼が漫画の基本コードを全部発明してしまったせいで
後世の漫画家が「ああそれは手塚が○○でやったやつだね」と言われてしまうという悲しみがある。
例えば「王様ランキング」も、「実子を犠牲にして得た繁栄」というのはどろろと同じではなかろうか。
絵に関してはそのままやるとさすがに古臭いが、このへんはMAPPAがうまいことやってくれてる。
今風の作画にしつつ手塚っぽさも感じる。あと全体的に見ても作画は良い。
この具合で他にももっと手塚作品をリメイクしてくれないだろうか。
原作を読んだ時点では4部が至高で5部はなんか読みにくいなーと感じてたが、
アニメ化されてみると、5部ってこんなに面白かったっけ?となった。
乱発される異世界転生モノのひとつとして、しばらくスルーしてた。
この期間がわりと長かったせいで、見始めたら2期までイッキ見できて良かった。
続きはよ!
勉強になる。
本筋のストーリー自体は大して難しいことをやっておらず、医学知識がなくても面白い。
細かい部分をよく見れば結構むずかしいことを言ってるし、キャラデザインからして医学的理由がちゃんとある。
医学の心得のある方の解説を聞いて、なるほどわからん。となるくらいには細かいところまでこだわって作られてる。
まずキャラデザが好き。
そして作画も良い。
キャラも良い。
設定は面白いがストーリーは普通。
人によってはパワハラや男尊女卑な描写が多いところに嫌悪感を抱くかもしれない。
アイヌ文化をテーマにした作品なのか、サバイバル技術の作品なのか、埋蔵金を探す作品なのかよくわからないが、
おそらくはグルメアニメである。
第1話、偽OPからはじまって、本編はじまったと思ったら男性声優で、いろんなパロディてんこもりで、
Bパートはまさかの声優を変えての再放送。
こーれは視聴者を選ぶぞぉ…と思ったら意外とウケてる。
ポプテピがおかしいんじゃなく、これが受け入れられる世の中のほうがおかしい。
面白いよと勧められなければ最初の数話で切ってしまいそうな作品。
でも見てると味が出てくるスルメ系。
「南極」に関してはかなりリアルな描写で、まるで実写ドラマを見てるような感じ。(ロケハン結構がんばったんだろうか)
102話まで視聴。(Netflixでは2022年8月現在ここまでしかない)
続きが気になるけど、ながら視聴したくなるような緩い回もあるので、
イッキ見じゃないとイライラが募りそう。
好きなタイプのキャラデザでなおかつ作画もいい。
プリキュアみたいなバトルアニメにシフトしてたら見るのをやめてたけど、異世界日常系として最後まで踏ん張ってくれた。
ワンパンマンが全然面白いと感じなかったので、期待せずに見たら逆に期待を裏切られた作品。
基本ギャグアニメだけど、絶妙な分量で入れてくるシリアス成分が実に良い。
アニメやマンガを見てて、設定の不備やご都合展開のストーリーに対してすごくガッカリしてしまうタチなので、こういう作品は大歓迎。
なぜかというと大々的にこれをやられてしまうと、設定の不備はともかくとして、真面目な顔してご都合展開の作品を描けなくなるからである。
あんだけネタにされてたのに、まだそういう展開でやっちゃいますかー、この作品は二流ですねえ。 …という評価を付けられてしまうのだ。
斉木楠雄のおかげでマンガ全体の質が上がる、これは業界活性化作品なのであーる!(言い過ぎ)
異世界モノのテンプレとして、大した能力もないのになぜか異世界住人の文化・技術レベルが低くてちやほやされてしまうというのがあるが、この作品の場合そのテンプレ通りじゃダメだと思ってなのか、ひねくれた展開に進んでいく。
見ててしんどい場面が多く、それを回収するカタルシス回もその分量が少なすぎてトータルでマイナスになってしまってる。
ある意味エンドレスエイトよりも酷いエンドレス鬱がかなり続くところがあって、視聴の際にはご自身の精神状態と相談の上、用量と用法を守った上で視聴していただきたい。
あと、ひとつ気になってるのが、「ペテルギウス」って「ベテルギウス」の間違いではないだろうか?
誤植かと思って調べたら公式でも「ペ」になってるので、もしかしたら後々意味が出てくるのかもしれないなと思ったりした。
最初にとんでもない設定を提示することでSF考証でずっとネチネチ言われるのを防ぐ作戦。
遺伝子変異だけでは説明の付かなすぎる異能力だけど、これはそういう世界なんだというところから始まってる。
これが無理な人は最初の時点で脱落してるので問題ない。
最初に幅を広げてるから好き放題やれて自由、よってストーリー展開も面白い。
あとは無駄な引き伸ばしなどせず当初通りの計画(があれば)そのまま最終回まで迎えてくれればいいなと願うばかり。
ラプラスの箱の中身が引っ張った割に大したことなくてズコーとなった。
フル・フロンタルの正体は後半明らかになるけど、正体を知った上で考えると
一生懸命シャアの言動や行動パターン研究したんだろうなあ…と考えると相当イタイ奴だなという印象。
前半は1~2話完結の短いストーリー、後半は吉良との対決で続きモノになる。
3部のドラゴンボール的な展開のまま進めるとインフレが起こってたと思うが、今回は能力バトルの方向に少しシフトしてる。
実際、主人公の能力が回復系なのがその現れではなかろうか。