作画と音楽は良いのだけれど、キャラクターは主人公もサブキャラクターも女子向けハーレム作品の典型のような造形で個人的にはあまり好きにはなれなかった。また、芯となるようなストーリーも特になく、依頼されて学園に潜入してそのまま頑張りました、くらいの薄い味付けであり、ほんのりとした伏線だけは撒かれてはいるが、それもあまり先が見たいという気にならない。キャラクターの成長譚として見るにも、モニカは能力的には登場時点で最強であり、性格だけが不自然に卑屈すぎて、そういう視点で楽しむことも難しい。舞台がずっと学園のまま変わらないこともあり、登場人物も固定的で、映像的な面白さもほとんどない。もっと面白い導入・展開にできそうなのに、少なくともこの作品で見られた範囲ではあまり活かされていないなと感じた。かわいい女子をただ愛でることに喜びを見いだせるなら高く評価できるかもしれない。