毎話、激しめに人間関係の衝突が描かれる。これは年齢に関わらずつらい視聴者もいただろうなぁ。
ハートキャッチがひたすら明るかっただけに、このギャップについて行けない人もいた記憶がある。
奏は幼い弟に対して激しく叱り付け過ぎていて半ば異常とも感じられるのだけど、姉が弟を激しく叱責する場面は現実社会でも見られるので、一つの人間関係の在り方をリアルに描いてるとは思う。
ただ、姉弟の喧嘩は気持ちをぶつけ合って絆を深めるために必要な過程だという位置付け方には賛成できない。衝突しなくてもきちんと向き合って気持ちを伝え合う方法はあるし、衝突することで取り返しのつかない深い傷を心に残すこともあって、そのリスクは決して小さくないと思うからだ。
奏が弟に対して上から権力を行使するように接するのではなく、対等の関係性を築くことの重要性に気づく方向に導くべきかと。姉が弟に対して支配的であろうとするのが良いこととは思えない。まあ、この回は喧嘩するほど仲がいい的な曖昧な位置付けで終わったけども。
今回初登場のそう太のクラスメイトの女の子は、この時点ではモブのように見えて、後々重要な役割を演じるキャラになるとはリアルタイムでは思わなかったなぁ。