神回だった。
霊幻の誕生日を祝ってくれて、自分の本質を理解している唯一の人物がモブという帰結。
霊幻新隆の人間性は虚栄的なんだけど、その奥にある善性をモブは出会った時から感じ取っていたと。
霊幻が記者会見で追い詰められ、長い回想の後に、超常現象が起きて記者達が慌てふためく中、泰然と状況を理解して浮かべた微笑がかっこよかった。
特別な何者かになりたいと願うこと自体が虚栄的なんだけど、虚栄的であるか否かに関わらず、形成的な生き方をしているかが大切で、唯一中身のある関係性をモブと築いたことが霊幻新隆という人間の本当の出発点なんだろうと思えた。怪しささえもアイデンティティにしていくイメージ……やっぱ好きなキャラだ。