爆轟の勝ち負けに拘る価値観はいい。それは力への執着でもあるけど、大事な局面を打開するのに必要な時もある。なぜならヒーローという存在は人々を守るために戦いに勝たなければならないという性質を持つからだ。けど能力の有無で人を根本的に見下すのはダメだ。オールマイトが自分ではなく出久を選んだ理由を考え続けた結果、そこを薄々彼は自覚し始めていると思わせてくれた回。また、オールマイトが引退した責任を自分の弱さに負っていたことは、彼の高い自尊心と純粋さからくるもので、それを吐露したことは彼の大きな成長なんだと思う。
ライバルがよりライバルらしく。オールマイトの振る舞いもよかった。改めて、キャラの心の成長を時間をかけて丁寧に描く作品なんだなと思った。
あと、作画も演出も最高だった。