この時の秦は斉と組んで、趙・楚・韓・魏・燕 vs 秦・斉 となり、合従軍側は楚の考烈王を総大将として函谷関で激突、その後、四国で趙の龐煖を総大将として蕞で激突、という流れになるのが史実。(史記より)
合従策は、基本的には他の六国が強大な秦を攻める戦略で、これ以前にも行われている。それに対して秦は連衡策を用いて他の六国に個別の同盟などを働きかけて連帯の切り崩しを図るというのがセオリー。そこから、合従連衡という故事成語が生まれた。
前シリーズから時系列的にはそれほど時間が経ってないけど、信と河了貂が大人っぽくなった気がする。
この合従軍との戦いは、政の元服(即位)前の最大の山場であり、呂不韋一派と政が呉越同舟的に乗り越えた難局だろうけど、戦いの展開や陣容などの詳細の記録はない。秦側の総大将すら不明なので、キングダムでどう描かれるのか楽しみ。