嵐山の竹林は外国人だらけになるけど、この2期の放送時はそこまでじゃなかったかな。今は逆にコロナで人が少ないか。
葉山が上っ面の交友関係を守りたいってのは、分かる気がする。高校生で深い絆で繋がった友達グループなんてそんなにない。それでも関係が壊れなければそれなりに楽しくて居心地も良くてちょっとした美しい思い出で終わる。それを望むのも悪くない。けど、意外と大事なところで自分の気持ちに嘘を付けない人の方が多かったりするし、成るようにしか成らないと思うけどなー。そういうのは。
ヒッキーは自己犠牲を払って他人の問題を解決してしまうし、そこに自分の欺瞞を自覚もしてるけど、それもそこまで悪くないと思う。由比ヶ浜が言う「人の気持ち」ってのは戸部の自分で告りたかったという気持ちとヒッキーを好きな自分の気持ちのことだろうけど、彼らの関係を壊さないことを優先するならそのやり方しかない。
つまり、この問題は最初から奉仕部が引き受けるべきではないってことだ。葉山達自身が関係性をどう育むかというグループ内で共有された課題に外部から干渉すること自体が筋違いなわけで。本来、この手のことは話を聞くぐらいしかできない。その点で、最初に安請け合いする方向に引っ張った由比ヶ浜が良くないのだけど、依頼を受けるか否かの選択は奉仕部内の問題であり、そこが奉仕部の面々の課題とも言えると思うのだけど、この作品でそこが論点になるかは分からない。