ナタクと黒野の狂気が絶妙に噛み合うのすこ。
ナタクの強くあらねばという強迫観念の暴走は、黒野の「弱くあれ」という狂気の嗜虐嗜好でなければ止められなかったと。すごい作劇だ。
灰島重工は伝道者と繋がっておらず、単に利潤追求に振り切った巨大企業だったと。1人の犠牲でアマテラスを稼働させて1500万人の命を支え、その利益を得るというのが社長のやり方。だけど、アマテラスよりもっと良い方法があるならそこに投資すると言う社長の目がキラキラしててわろた。この人なりに大局を見て少ない犠牲を厭わないやり方をしてきたのであって、多少物騒で倫理観に難はあれどそれほど悪人というわけじゃないのかも。