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とても良い

びわは平家にまつわるキーパーソン達と関わり、つぶさに様子を見ているなと。
維盛は後に美貌の貴公子として名を馳せるけれど、重盛の嫡子として武家の棟梁たる戦の才は無かった。
16歳の入内前の徳子(後の建礼門院)の瑞々しい娘時代が描かれているのが良かった。良いお姉ちゃんしてるなぁと。びわは徳子が海に呑み込まれる姿を未来視していて、これは当たるけれども平家に唯一の救いをもたらす要素でもあるので、とても上手い構成だと思う。
思えば、維盛は重盛の子、徳子は清盛の子にして重盛の異母妹。重盛の子や縁者は後に立場が微妙になってくるけれど、それ故にこの二人は他の平家一門とは似て非なる道を歩むことになる。その意味で、びわを重盛の元に置く設定は絶妙。
今様と白拍子が平安末期に身分の別なく人々の間で流行したことも描かれていて良き。
今話も美術と演出が素晴らしい。



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