希林理はラスボス的な立ち回りをしていたけれど、物語を締め括る存在ではなかったと。そして理玖が不憫すぎる。
りおんの心を知って尚、あくまで殺生丸との戦いにこだわった麒麟丸、確かに人間臭い。けどそれは、りおんに自分で自分の敵に立ち向かい戦えというメッセージだったのかも。
麒麟丸とりおんは絆を取り戻したけれど、共に現世から立ち去ったということか。儚いなぁ。
殺生丸は妻子を想いつつ最後まで読み切っていたようで、一人超然としているなぁ。
妖霊蝶は消滅、母と娘達がやっと抱擁を交わせた。
この作品は「半妖の夜叉姫」ということで、あくまでも殺生丸の血族がメインのようで、犬夜叉とかごめはラストバトルで中心的な位置にはいなかった。大枠としては、殺生丸と麒麟丸の決着と融和とも言えるかと。