来たのは楊端和だろうと思っていた。
楊端和の名が秦の将軍として史記に頻出するのはこの頃からなので。
楚では考烈王と春申君が相次いで死去。春申君を暗殺した李園は幼い幽王を傀儡として宰相となり実権を握る。媧燐はオリキャラなので史記には出て来ないけれど、軍を動かす大将軍として李園を補佐する体制になるってことかな。
六将の最後の一席は……史記には六将という言葉が出て来ないけど、蒙武、王翦、桓齮、楊端和は大将軍級として扱われている。騰は出てくるけれど、どっちかと言うと文官的でもあり、武将としても有能ではあるものの情報量が少ない。これらの将軍の次の格として扱われるのが、王賁、蒙恬、李信(信)、羌瘣で、それぞれ秦軍の主力として活躍している。が、王賁と李信は共に出陣することが多く、蒙恬も李信との共闘がある。羌瘣は王翦や楊端和の配下での出撃が多い。李信の血筋は約800年後の唐王朝の初代皇帝・李淵まで繋がる。それはさておき、僕の所感では王賁・蒙恬・李信・羌瘣の4人を合わせて六将の一席という気がする。キングダムではどう描かれるか知らないどけに、今後が楽しみ。
河了貂と羌瘣の信をめぐるラブコメに、楊端和が参戦したら面白そう。