どんでん返しに次ぐどんでん返し、何という最終回。
巨大化したラスボスと宇宙でラストバトルというのは、プリキュアシリーズでも幾つかあるけど、原作通りだとすればこっちの方が先だなと。その類型自体は永井豪あたりがやってそうな気もするけどよく知らない。
土壇場でポップの「閃光のように」がダイにも受け継がれて両親や仲間の思いを胸に最後の一撃を押し斬るシーンは泣けた。
さらに、キルバーンのギミックが最後に危機をもたらすのもそこまでやるかっていう展開の妙。冥竜王とダイの消息という謎を残しつつも、ダイが生きている証しがあることで、このまま物語が終わっても気持ちは晴れやかだ。
ダイ大にはドラクエのゲームとイメージが違うことであまり良くない先入観があって、これほどまでに熱く巧みなストーリーを持つ作品だとは思っていなかった。最後までこのアニメシリーズを観て本当によかった。アニメの制作陣も渾身の仕事だったのではと想像する。ありがとう。