禍福は糾える縄の如しと言うけど、これまでの美世には禍しか無かったのだから、もっと平穏な幸せな日々が続いて欲しい。
なのに、波風を立てる輩が蠢動している。
香耶を焚き付ける辰石家当主と、嫉妬を煽られて悪巧みする香耶。旧家の中には今でも存続に執念を燃やす者達は居る。この作品世界では大正か昭和初期だろうから封建社会とまだ地続きの時代。ところが、現代でも封建社会の残滓を色濃く残す場所はそれなりにある。
お守り持ってないの不穏でしかない。
これは久堂vs辰石の戦争になるぞ。幸次に止めるだけの力があればいいんだけど無いかー。昼行灯の兄は爪を隠しているな、たぶん。力が無くてもやり様はあるはずで。兄に促されて行動する幸次、いいぞ。