☆☆☆☆(4.2)
ファルネーゼが魔術の教えを乞う姿にショックを受けるセルピコが面白かった。自分ではファルネーゼの心を変えることができなかったのに、断罪の塔以降の彼女の変わり様に嬉しさやら悔しさやら、いろいろある様子。
ガッツに泣きつくシールケが可愛いかった。魔術師も人の子、親しい人を亡くした悲しみが消えることはないわけで。
髑髏の騎士はいつも重要な情報をもたらす。キャスカが元に戻るということはつまり、グリフィスとの過去を思い出すことでもあって、彼女が心を壊した原因と向き合うことになる…果たして本人がそれを望む時が来るのだろうか。
クシャーンの王は使徒と成り果てながらも、ゴッドハンドの下に着かず、鷹に仇なし、ガッツ達にも立ち塞がる。
後半の闘いは壮絶だった。セルピコもイシドロも最早魔を恐れなくなっている。そして狂戦士の鎧の禍々しい力。ある程度までは制御しつつも、一線を超えると飲み込まれてしまう。シールケがガッツにとっても単なる道連れ以上の存在になっていく。