前話でジョーファンもニヤリとするオマージュが多々見られ、入りとしては概ね良かったのだが、
本格的なストーリーの導入・展開として見ると、1クールとは言えやや駆け足に感じ、特に丈と段平の位置づけとなるドッグと南部の背景を含むキャラクター性は、一つの作品として見てもイマイチ弱く、メガロマニアを目指す動機も割と強引に進められてるように見えたり…
勿論今後次第ではあるが、
現状オマージュ以外に心からワクワクするものがないので、
そのなぞっただけのような物語にならないことを期待したい。
思った以上に、本格的な現代舞台のルパン。
その新しい取り組みが吉か凶かはまだ判断しかねるが、しかし先が気になるという意味では、既によくできている…ということなのかもしれない。
特にルパンの珍しい自分語りが見られたのは、中々興味深かった
本格ロボアニメなデザインとは裏腹に、ありそうでなかったまさかの宇宙コメディ。
スターウォーズ以外にも多々感じられる宇宙映画パロディから、実にバカバカしいギャグが、7分間でハイテンポに進んでいくのも心地良い。
とりあえず何でボトルに串を入れようとした!?(笑)
作画は古めかしいけど、アニメーションとしては諸々新しいことを取り入れてるから、
自分が見てたルパンらしさは年々離れて行ってるものの、
新しいルパンが見れてるという意味では、一見の価値は見いだせそう。
一話から連続話構成なのも興味深いし、ネットやスマホの新時代設定や、フランス語を入れるセンス…
そこにルパンならではの新宝島があるか、ひとまず見てみようじゃないの!
(墓場厨な自分にとっては)1話のライン下げで今回は見やすかったし、
音楽(の使い方)もずっと良かった。
ただ猫娘のテンプレ萌え娘化にはやっぱりなんだかなーってなってしまう…
あしたのジョー50周年記念として、それを原案とした近未来ボクシング作。
著名人を含む多くの人に影響を与え続ける国民的漫画・ジョーの名を出しただけに、
やはりファンは、見る前から楽しめるか否かを懸念するかもしれない。
かくいう自分も今だ(恐らく今後も死ぬまで)人生で一番好きなアニメ作でもあるし、下手にちば先生や当時からの関係者以外が、その世界観を共有した新作なぞ言おうものなら(実写化やリメイクなどを含)、ファンの半数以上に叩かれるのは覚悟しておけと言わざるを得ないほど伝説の作品だからだ。
しかし、50年経っても…いやだからこそ、ジョーの名と魂は、今も新しい形で生き続け・伝え続けるんだということを示さんがごとく、
1話で既にキャラ作画や物語の構成・アニメーションの演出等でオマージュをふんだんに入れつつも、
あくまで『ジョーとのつながりは無い』と銘打った作り…
まさに、
ジョーファンが、
ジョーとそのファンのために作った、
ジョーたちへ捧げる新作アニメーション…なのかもしれない、と思えた。
勿論全てのジョーファンが受け入れられるわけではないかもしれないが、
少なからず自分は、今作からジョーを初めて知るという人にも、その旨みをオマージュ含め程よく第一話にスピーディに落とし込んでいるのは、
さりげないが中々凄い作り込みなのではという気もしてきている。
無論まだ1話しか見ていないので、最終話にはどうなるか分からないが、
この新しい形で、ジョーを再熱できることを願いたいと思える始まりだった。
さぁ…… メガロボクスの、あしたはどっちだ!?
鬼太郎を無理に現代風にするのは、好みも含めて正直ハナから良いものになるとは思えなかったためか、
ひとまず見てみたものの、やはりこれでいいのかな感は拭えなかった。
(特にクライマックス・バトル時のBGMロックアレンジは、演出含めて、近年の安い作りを感じ辟易した…)
ただまだ1話だし、話としては見やすく興味は引く展開だったので、
ここまで世界観を変えた意義を感じれるよう、今後には期待したいとも思った。