サービス開始日: 2016-04-05 (3736日目)
非常に音響にこだわった作品という印象。環境音や生活音、主人公の息遣いまでしっかり聴かせてくるので臨場感が際立ち、ドビュッシーと供に彼女の静かな生活の中にすっと意識が溶け込んでいくよう。要所で使われるピアノは彼女のまだまっさらな白さと素朴な感情を感じさせます。そして、静かな”何もない”日が終わり、カブのある新しい日の始まりと共に一転して賑やかで明るいバンドサウンドが流れるのも彼女の心の高揚感を感じさせて印象的でした。
主人公は大人しい性格で感情表現は控えめなのだけど、その分ため息などの仕草や小さな表情の変化、疲れ果てて玄関で寝ちゃう等の振る舞いに感情が滲み出ていて見入ってしまいます。何度もカブの姿を眺めてはニンマリする姿はわかるーって感じで好きでした。
そういえばカブって、キックスタートしか無かったり、ヘルメット入れるスペースが無い、座席開けないとガソリン残量が分からない等々、普通の原付と比べるとなかなか不便なんですねえ。セルでかからない時にしか使わないからかキックスタートでエンジンかかると嬉しかった記憶。
誰とでも友達になっちゃうアカリ。旅のマリオネット使い。アカリというフィルターを通すとなんでもなかったものがキラキラと輝き出す。
1クールで1年。変わらない風景、変わらない日常を描いた作品。そう思っていました。けれどれんちょんが言うように、同じにみえる毎日も少しずつ違うんですよね。変わらない日常ではなく、かけがえのない1日1日だったのだなと。最終話の別れと新たな門出を見届けながらそう思いました。
ヒュースのB級昇格。そして大まかな実力が分かったのも今後戦局を予想していく上での材料が増えて楽しいところ。ヒュースは遊真ほど機動性に富むわけでなく、ワイヤー陣がそこまで有利に働くわけではなさそうだから、この戦法でどういう役割を担うのか気になるところです。
とはいえ、ヒュース加入で玉狛第二には正直もうB級に敵はいないんじゃないかと思えるのですが、幾つか気になる点として、2隊同時に修や千佳を潰しにきた時どう防ぐのか、もしくは序盤でどちらかが堕ちた時どういう戦術で戦うのか、このあたりは今後の見所かなと思います。
ゴジラというと硬派なイメージがあるけど、本作品はアニメらしいポップなキャラデザで新鮮。登場人物皆なかなかに癖のある感じ。アラレちゃんみたいなメガネっ子可愛い。ミステリタッチのお話の立ち上がり、極秘で安置されてる化石登場と、本物ゴジラ登場の期待値を高める感じで良いです。
日常パートの構図の巧さ、情報として無駄なく整理されたカット構成、そしてアクションパートの爽快感とで、非常に気持ちよく観れる感じ。会話・リアクション等の現代的な感覚もリアリティが感じられて良いなと。ガウマはグレンラガンのカミナを思わせるようなアニキキャラね。
今回は三つ巴の戦いらしい乱戦模様になっているのが印象的。一方の相手に気を取られたり体勢を崩された瞬間に他方にやられてしまうのでかなりシビア。しっかり状況を読んでいた王子隊が早々に二人倒されてしまったことからもそれが窺えます。遊馬を相手に二人で時間を稼いで千佳を狙った生駒隊が不意打ちで水上を獲られたように、三つ巴では一対一と違い状況をコントロールする事がかなり難しそう。そういった点で相手の動きを鈍らせ有利な環境で戦えるワイヤー戦法はますます有効なのではと改めて思いました。
一方だからこそ、修や千佳は序盤で叩いた方が良いことがより明白になった気がします。今回は上手く対処しましたが、今後2隊同時に襲い掛かられる事が常態化したら如何に乗り切るか。ヒュースが入ればまた話は違ってくると思いますが、この辺り今後どう描かれるのか楽しみです。
強敵を前にしてとんずらするという行動は以前と全く同じなんだけど、動機は正反対っていう。そう考えるとポップってめちゃめちゃ成長したよなと感嘆。そして氷魔塔の時に続いてポップを助けるのがまたもや恋敵のヒュンケルというね。この因果な関係がなんかなんか良いのです。