前回妹の掘り下げもしたしラストは(成長した・幸せを手にした)柚子が慈悲の心で妹を許す感じで締めるのかなと思ったら普通に放置だった。視聴者に提示する下世話な欲望が透けて見えるような作品だったが怖いもの見たさ野次馬根性みたいな感じで最後まで。すっきりしたかというとうーん。
登場人物の少女たちはみんなどこか歪で生きることに不器用で。けど格ゲーという窓を通して人々と世界と繋がっている。そう格ゲーとはコミュニケーションなのである。対ありでしたという一言はそのことへの喜びと感謝の想いが詰まっている素敵な言葉で、素敵な作品だったなと。個人的にメスガキちゃんが特に好き。長縄まりあさん好演。近い将来殆ど全てのゲームやスポーツ、もしくはあらゆる事象で誰もAIに勝てなくなるという未来か待っているかもしれず、その中で我々は何故ゲームをスポーツをし続けるのか、という理由に対して示唆的だったなと思います。
周到綿密な復讐劇は爽快だが、常軌を逸した苛烈さは一周回ってもはやネタに見えてしまう。やっぱり動機の釣り合いが取れてないのがね。ここがしっかりしていればより感情移入して手に汗握って観れるような気がするが。2期があれば本丸への復讐とその炎が自らを焦がし始める展開になりそうで面白そう。それにしても冷徹な令嬢を演じる大西沙織さんのお声は美しい。
最終話Aパート、久しぶりに二人がとぼけて冗談を言い合うシーンが見れて良かったなと。二人のこの掛け合いをする姿がこの作品の肝であったような気がする。かける役の入野自由さんの演技は、その声の掠れ具合に気持ちが宿っているようで印象的でした。
悪女というキーワードを稀代の人たらしという意味合いで〆るセンスがニクいね。かくいう自分も常にポジティブで朗らか、竹を割ったような性格の彼女に毎回心が洗われるようでした。サスペンスとしてはやや薄味だったけど最後は綺麗にまとめてくれたので良かったかと。2期も期待。