考察する気すら失せるほど、何がやりたいのか全く分からない作品だった。一言で言えば、引き算のできていない悪趣味な足し算。ひたすらカロリーの高い難解な美術を並べただけで、ストーリーには何のひねりもない。これまで積み上げてきたものを台無しにした元凶は、間違いなく劇団イヌカレーだろう。これが芸術だと言われたら理解できず申し訳ありませんとしか言いようがないが、観客に見せる意識を欠いた自己満足と商業主義に走るとここまで落ちぶれるのかと、コンテンツの死をリアルタイムで観測した気分だ。
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