「捨てられないもの」はこれまでの物語からすれば強さ(への憧れ)だが、実は捨ててないものがあったという事なのか、それとももっと別のものを捨ててなかったという事なのか。いずれにしろ同じ殺し方を採るのは明らかに復讐であり、シェリーの命運にかなり思うところあった様だ。(道中もなかなか気を配っていたし。)
親の敵となりここも罪を背負うシャドウ。シェリーの目的も恐らくは復讐だ。親の醜さを知るか復讐の呪いを負うか、どちらが幸せと誰ぞ決められよう。
シェリーが哀れでならないが、シド(とシェリーも?)の内面的な問題を扱おうとする姿勢が打ち出されている様に見えて良い回。
しかしシェリーの芝居は声と画がマッチしていて良い。