VTuberの配信をかなり見ていると空気感みたいなものをしっかり味わえる良作だと思うが、普通のアニメ作品の感覚だと割と灰汁強めだし、Vの面白さがこれで分かる、とも言い辛く難しい。
日常生活もガワのままというバーチャル世界に振り切った描写は「バーチャル関西」とかの伝統的世界観に忠実であると共に、Vだからこそ自分でいられるというテーマにも符合して良く出来ている。そもそもで言えばタイトルも始まりもそうなので、実際のその手の事案をリアリティに用いている(つまりバズるということが自分を曝すことへの承認なのだ)ところから始まり実に一貫性がある。
女性ばかりなだけあってモチーフ的にはホロライブが多いか。大空スバルっぽい人がえーちゃんみたいな立場でトップだったりするので。ただ「私で隠さなきゃ」とかもある。
Vのいいところを詰め込んでいて、この刹那的文化の記録映画のような価値を感じるが、ではこれを人に薦められますかと言われるといや…という絶妙な作品。良い作品ではある。