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全体
とても良い

島編既読、原作の間なども含めて丁寧に映像化していてストーリー的な印象は変わらず。セイレーンが荒御魂的なでかつよ存在としてありのまま振る舞っているのに対して、ヒトハフタバは島民を見殺しにしているのが結構その所属員として悪だと思っているのであまり可哀想とは思わない。(別に誰が悪いって話ではないが。)でもちいかわは二人がぎゅっと手を握り合うのを目の当たりにするに至り、全てを理解し、そっとしておいてあげるのだ。やはりここが一番素晴らしいところだと思う。元々ちいかわ達は討伐を正義と思っていない、この二人が犯人だと指摘して、追い出しでもすれば島は平和になるかもしれない。だが二人の味わい続けた恐怖に思いを馳せ、そんなことはできないと、ちいかわは悟ったのだ。ちいかわ世界は残酷に二人を追い詰めるが、ちいかわだけは神聖ですらある赦しを与える。尺は十分取っていたが絵柄的にどうしても芝居が弱くなるところはあったかも。
セイレーンの歌が神秘的で良かった。煮付けのせいで冒頭の子供向けCMすらどこか悪趣味に見えてしまう。
教訓がないとか言うのは酷い戯言で、誰が悪いとかも問うべきではなく、何かを問うとすればちいかわの立場になったとき「言う」のか「言わない」のか、そういうことだろう。



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