公開初日にIMAX版を鑑賞。
思うことはあったけど,総じていい作品だった。
山田尚子監督が得意とする繊細な心情描写はお見事。作画も良かった。
でも,わざわざIMAXで観なくてもいいかな。
日暮トツ子,作永きみ,影平ルイの三者それぞれに特徴があって,その人物の描き方がとても良かった。
ルイのその後は描いてくれるが,きみのその後を描いてくれなかったのがちょっと物足りなく感じた。
きみと祖母の関係,きみと学校,きみと日吉子先生の関わりなど,なにか後日譚を描いて欲しかった。
それでも吉田玲子による脚本がよかった。氏の書く本はハズレが少ない。