きみの色

きみの色

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2024「きみの色」製作委員会
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あらすじ

高校生のトツ子は、人が「色」で見える。
嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。

そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。

学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。
母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。
トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。

バンドの練習場所は離島の古教会。
音楽で心を通わせていく三人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。

周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり―
やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。
会場に集まった観客の前で見せた三人の「色」とは。

引用元: https://kiminoiro.jp/
全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

山田監督らしい作風ですごく良かった。映画けいおん!にある片鱗が大きく育っている感じ。
大衆受けからは遠くなるが。リズと青い鳥みたいにある種の人間に深く刺さるみたいな作風が好ましい。
こういう映画が大スクリーンで見られるのはプロデュースチーム含めた映画アニメの成熟を感じる。
そこあにの該当回を聞いていて、言われてみれば主人公は主人公っぽくないし、恋愛もほぼ無いし、
分かりやすい葛藤も解消も無いしと「単館系」な映画だったのか…。「アヌシー」に出してる辺りで気がつかないとダメなのか…。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

今は落ち着いているものの、かつてはデスゲームなどを舞台に、人間の醜さを引き出して「利己が人間の本質!これこそがリアル!」と謳う作品がめちゃくちゃあった。本作は、そうした「利己こそが人間の本質」と謳う作品の真反対にある作品と言える。
本作には「大事件」はなく、バンド系作品にありがちな「音楽性の違いでケンカ!」「音楽に対するスタンスの違いでケンカ!」「なんもわかってくれない大人とケンカ!」的な要素もまったくない。世間にとっては小さいけど本人にとっては深刻な悩みを抱えた少年少女たち3人が、周囲と、音楽に助けられながそれを乗り越えていく、とても優しい物語なのである。

それでいて本作は「起伏がなくて退屈」なんてことはほとんどなく(ちょっと退屈に思える箇所はある)、不思議と見入ってしまう魅力がある。これはサイエンスSARUの素晴らしいアニメーションも一因ではあるのだが、キャラクター一人一人の魅力をしっかり描いているからだと思う。
その代表が主人公の一人である日暮トツ子。このトツ子がすんごいかわいい。天然でフワッとした言動は可愛く、しかもそこには「いかにもオタク狙いのあざとさ」が全く透けて見えてこない。
そんな彼女が「自分の色を見出だせない」という悩みを抱えながら、きみ・ルイと友情を深め、音楽に打ち込んでいく過程を見ていて、いつの間にか僕は思わず心のなかで「頑張れ!」と彼女を、3人を応援していた。
印象に残っているのが、奉仕活動を終えてルイの元に久々に戻れたトツ子ときみが手を繋いで喜ぶシーン。僕はここで心のウイニングチケットが出てしまい、泣き所でもなんでもないのに「よ゛か゛っ゛た゛ね゛え゛え゛え゛!!!」とちょっと泣いてしまった。

現在進行系でしんどい思いをしていて傷んだ心に、じんわりとしみた大傑作。

全体
とても良い
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とても良い
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とても良い
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とても良い
音楽
とても良い

先生の昔の話とおばあちゃんの話がもしかしたらつながってたりしない?とか思ってエモさが爆発してました

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
良い
ストーリー
良い
音楽
とても良い

劇中の曲が相対性理論っぽいな~と思っていたら、相対性理論のギターの人が参加していた

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
良い

山田尚子ワールドが全開で素晴らしかった。
とてもよかった。
なんというか……自分にとって大切だと思えるものを大事にしようと思った。

全体
とても良い
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とても良い
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とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

すごく、よかった。

全体
とても良い
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とても良い
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とても良い
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とても良い
音楽
とても良い

大傑作

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

言葉にならないというか、言葉で語るようなものではなかった。
自由で、きみの色と言うのにふさわしいものだった。
何度でも見返したい。

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

山田監督の作家性が前面に出てる作品だった。
ってことで自分のツボ。観に行ってよかった。

正直見る前は声優陣が本職ではないので不安もあったんだけど、キャラにすごくあっているように思えた。
全く違和感がないか?って言われるとそうじゃないけどちゃんとキャラが生きてた気がする。

共感覚はアニメ的にはCANNANで題材にされてたけど、話のド中心ってわけでもなくいい塩梅。

主人公3人それぞれに思うところや悩み、秘密なんかがあって、それが昇華されていくのが良かったなぁ。
どのキャラも個性があって好きだ。
トツ子が特に好き。

シスター日吉子は物わかりがいい人ねって思ってたけど、自身もバンドやってたなんてねw
明かす前にギターのリフやなんやら詳しい話しだして「お?」って思わされたけどw

平日朝に観に行ったってのもあるんだろうけど劇場が小さい上ガラガラだった。
この作品はもっとたくさんの人に見てもらいたいなぁ。
山田監督ってのが大きいと思うんだけど、自分には刺さりましたね。

全体
とても良い
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とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
とても良い

どこか不思議で、やさしい物語だった。
見終わった後、よかったなあ……とじんわりきた。

トツ子ちゃん、最初は結構な不思議ちゃんかと思ったけど、
特別な感性を持っているだけで、繊細な感情も持つ普通の女の子だった。

でも、ふんわりとした明るさがある、不思議な魅力のある子で、
だからきみとルイ、3人のつながりが生まれたように見えた。
あの3人でいた時間があったからこそ、きみとルイは抱え込んでいた問題と向き合えたのだろうな、と。

3人での練習、そしてトツ子ときみの秘密のおとまり。
すごく楽しそうだった。

あと、日吉子先生がよかったなあ。
ちゃんとした大人でありながらも、トツ子たちに寄り添って、子供たちの味方であってくれた。
ああいう大人がいる物語は安心する。

クライマックスのライブシーンは圧巻だった。
三者三様の3曲、どれもすごく好きだし、演奏しているカットは臨場感があった。
次第に盛り上がっていく観衆、最後には踊りだしてしまう様子には笑顔になってしまった。

最後、進学のためにルイは地元を離れたけれど、
3人の話をもっと見たい、そう感じるエピローグだった。

全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

しみじみと良さを感じられる作品
どの大人もちゃんと子供を導く存在として描写されているのが良かった。派手さは無いけれど全編通して心情描写が違和感なくスっと入ってくる感じが心地よかった。
映画館で観る意味、というところで言えばやはりライブシーン。昨今バンドアニメは流行っているけれど、やはり映画館の音響で聴くと違うね。作画もカット割りも良かった。

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