紗名ちゃんの家族や友情愛に終始愛おしさを覚えながら、同時に紗名ちゃんの抱える孤独な世界に自分がいつ引き戻されるのか不安があって寂しがってる様が見られた。無理もないことなのだけれど、蔵六に特に依存しているところを見ると保護者や親といった存在を求めているのを嫌というほどみてとれる。
さて前回出なかった分、早苗ちゃん成分がかなり補給できたのでたくさん楽しめた。
あさひとよなが姉妹に「二人はお風呂どうする?」と早苗がいうまで紗名はお泊まりすることを想定していなかったらしい。反応が実に新鮮で嬉しかった。
「じゃあ紗名ちゃん!二人にタオルの場所教えてあげてくださ~い」と早苗が云う。
みてて感心するのは早苗の紗名に対するフォローとキャッチボールが物凄くうまいということ。困ってるとうまくバトンを手渡してくれるのが素敵だ。
お夕飯の時間だけど、あれ冒頭で火をかけてた鍋の料理がない・・・ラーメンを茹でたのか。
サラダに山盛りご飯に餃子と豚肉生姜焼き、ピザにいなり寿司と海苔巻き、ジュースとかなり量をたくさん用意しててるところが早苗さん大変でしたよね。
「布団全部入らないぞ!」で、バカウケしてる三人、そして逆になってるぞと指摘する紗名の図。
ふむ、わかりにくいがいつも注意する姉妹の役目が逆になってるのか。
早苗ちゃんも混ざりたかったみたいだけど、ぐっとこらえて見守るお姉ちゃん、可愛いかった。
真夜中にまた不安になる紗名。昼間の出来事が蔵六の仕事まで影響してしまったことを重く受け止めている様子。
一方、紗名を夜眠れなくさせるもしゃもしゃの元凶の羽鳥は家に籠城していた。確かに家に篭っていれば力で外に迷惑はかけないし両親の自由権利を除けば合理的であろう。
そのような環境(つまりニート)で生きてる人間もたくさんいてその一人になるだけに過ぎない。
だが、その環境から手を差し伸べてくれる味方が少なくとも今回三人いた。
異能の力を認め会える友人も外に出れば作れるはず。
悪いふりした魔女と善くなろうとする魔女の邂逅を楽しみにしている。